皆さんはアオマダラタマムシという生き物を知っていますか?

もしかすると見た事が無いという方も多いかもしれませんね。

 

このアオマダラタマムシは、体の色が神秘的で綺麗な色をしているので宝石のようだと言われたりもしています☆

まあ一応虫なので、綺麗と言っても好き嫌いが分かれる見た目はしていますが…。

 

さて、アオマダラタマムシの生態とはどういったものなのでしょうか?

今回はアオマダラタマムシの生態や特徴、そして見分け方などについてまとめていきたいと思います!

輝く宝石のよう?!アオマダラタマムシってどんな生き物?~生態と特徴~

アオマダラタマムシは、甲虫目カブトムシ亜目タマムシ科ルリタマムシ亜科に属する昆虫です。

日本特産種で、国外では今のところ発見されたという記録がないようです。

 

生息地は本州・四国・九州・対馬に分布しています。

本州では西南日本に多く、北関東の方では珍しいとされています。

 

生息域が局地的で個体数が少なく、準絶滅危惧種に指定されています。

生息環境は、良好な里山環境に生息していて、成虫は初夏に発生して、サクラ・ツゲ・アオハダ・ケヤキなどの衰弱木や新しい枯木に集まります。

 

平均体長は約16mm~30mm程の大きさです。

体の特徴としましては、やや細身で上翅全体に黄白色の小紋が並んでいて、中央前後には2対のやや大きな陥凹紋があるのが特徴です。

 

体の色は、青緑色で金属光沢があり、個体によっては橙色もしくは赤銅色をしているものもいます。

光沢感といってもギラギラした派手な感じではなく、抑えめのお上品な光沢感を持っています。

 

活動時間帯は日中で、とにかく動きが敏速で、飛んでいる時も歩いている時もとても素早いです!

特に晴天時には、より活発に飛び回って活動しています♪

 

しかし、夜間になると大人しくなり、じっとどこかに止まっている事が多いです。

アオマダラタマムシの成虫は、ムシヒキアブ類や造綱性クモ類などを食べて生活しています。

 

一方、幼虫は捕食性コメツキムシ類の幼虫やヒラタムシ類などを好んで食べるようです。

衰弱木や新しい枯死木を食べる事もあります。

アオマダラタマムシの見分け方と飼育

タマムシ属のものは、どの種類も形が似ているので見分けるのが難しいですよね。

おまけに色なども似てくると、もうどれがどれだか分からなくなります…。

 

しかし!このアオマダラタマムシに関しては、もう見た目の色から個性が出ていて、一発でアオマダラタマムシだとお分かりになるかと思います☆

なので、見分けるポイントはズバリ!体の個性的な色と言えるでしょう。

 

そんなアオマダラタマムシの飼育方法は、日中はとにかく活発に動きまわるのでエノキなどの広葉樹の葉付きの枝を数本ビンに刺しておいて、高さや広さのあるケースに入れておきます。

 

基本的にアオマダラタマムシは、葉のみ摂取するので水や他のモノを与える必要はないです♪

葉を食べ終えたら、また新しいのと交換しましょう。

 

もし雄と雌の一匹づつ飼う場合は、もちろん交尾をするので赤ちゃんが産まれます。

そんな時の為に、クワガタ用の産卵木や古木の切れ目やくぼみを入れて、ケースの中に設置しておいてあげましょう!

アオマダラタマムシの飼育は結構簡単なので、じっくり観察したい方は家で飼育するのも良いかもしれませんね。

アオマダラタマムシについてのまとめ

今回はアオマダラタマムシについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?

初めて知った方も多かったのではないでしょうか?

アオマダラタマムシは絶滅危惧種にもなっていて、どこの地域でも見られるような昆虫ではないので、発見出来たら結構貴重な体験となるでしょう☆

ライターMISAKI