皆さんはルリモンハナバチという蜂を知っていますか?

幸せを呼ぶ青色の蜂とも言われていて、蜂には珍しい青い色をしている事から別名『ブルービー』などとも言われています。

 

1970年代に京都市内で初めて発見されてから、2013年まで発見記録が無く、それからも見かける事が大変珍しい事から、注目されている蜂です。

飛んでいる様は、まるでダイヤモンドが飛んでいるかのように見える美しい蜂なんですよ!

 

さて、そんなルリモンハナバチの生態とはどういったものなのでしょうか?

今回はルリモンハナバチについて色々とまとめていきたいと思います☆

空飛ぶダイヤモンド?!ルリモンハナバチとは?~生態・特徴・発生時期~

ルリモンハナバチは、ハチ目・ミツバチ科に属する蜂です。

生息地は、台湾・東南アジア・中国・朝鮮半島・極東ロシアなどに広く分布しており、日本では京都で目撃情報があります。

 

日本での目撃情報は1970年と2013年に発見されて、後は2014年にルリモンハナバチを見たという報告が2件あったきり、一度も姿を現していません。

一応生息地としては、熊本・福岡・大分の九州・京都や奈良の関西・四国とされています。

 

目撃情報が少なすぎて、現在でも日本に生息しているのかどうか分からないので、絶滅危惧種に認定されているようですね。

最も発見確率が高いと言われているのが、九州らしいので、運が良ければルリモンハナバチを見る事が出来るかもしれませんね☆

 

平均体長は約13mm程の大きさです。

体の特徴としましては、黒に黄色の毛が生えているなどのミツバチ的な要素は一切無く、黒に青色で羽は若干紫色が掛かった鮮やかな色をしているのが特徴です。

 

普通は蜂=怖いというイメージを持つ方が多いと思いますが、ルリモンハナバチはついつい見とれてしまう程の美しさがありますね♪

腹部の横帯は中央部で切断されており、毛は薄く輪郭はぼやけた感じです。

 

ルリモンハナバチは花粉や花の蜜を食べて生活しています。

生活型は、卵⇒幼虫⇒さなぎ⇒成虫の完全変態を行います。

 

幼虫はケブカハナバチやスジハナバチに寄生して、成虫が集めてきた餌を横取りしながら成長していく労働寄生をします。

発生時期は、9月・10月・11月です。

ルリモンハナバチの見分け方と巣の特徴とは?

ルリモンハナバチは他のどの種とも明らかに違いがあり、とても個性的な色をしているので見分けるのは簡単だと思います!

他の種だと似ているものもいるので見分けが難しい場合もありますが、ルリモンハナバチに限っては一発で分かるでしょう☆

 

巣の特徴としましては、大変珍しい種で目撃情報も少ない事から、ルリモンハナバチの巣の情報についてはあまり公開されていませんでした…。

巣が見つかれば、そこから人工的に繁殖なども出来るんでしょうけどね。

 

私の想像ですが、ルリモンハナバチ自体が美しいので、もしかしたら巣も色鮮やかでキレイなのかもしれませんね。

しかし、幼虫の生態を見る限り、他の種に寄生して生活するということは、そもそも巣自体を作らない種なのでしょうか?

 

それだったら、個体数が少ないのも納得出来ますよね!

この先、また彼らが姿を現してくれて、さらに研究が進む事を願うばかりですね♪

ルリモンハナバチについてのまとめ

今回はルリモンハナバチについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?

世の中には、常識を覆すような珍しい生き物もいるんですね。

美しいといっても、やはり刺されれば痛いでしょうし、もしかしたら毒をもっている可能性もあるので、もし見かけても追い回したりはしないように気を付けましょうね。

ライターMISAKI