チャタテムシという名前を聞いたことがありますか?
きいたことのない人でも家の中のどこかで直径一ミリほどの茶色いシロアリのような虫を発見したことがある人は多いのではないでしょうか。
人間へ直接的な攻撃はしないものの、実はこの虫ちょっと用心が必要なんです。
チャタテムシって?
チャタテムシは羽の付いた小さい小さい虫です。
チャタテムシの好物はカビやほこりですが、雑食性なので、人の食べかすなどもしっかりと栄養にしてしまいます。
特にかつおぶしや乾麺などのくずなどがこぼれたままになっている場所はありませんか?
日本の梅雨の時期、湿度が60~70%ほどの空間は彼らにとって、とても居心地がよく、住みやすい環境なので、これからの時期にとっても発生しやすい虫なんです。
しばらく掃除していない本棚、カスが散らかったままの乾燥食品の保存容器やパントリー、しばらく風に当てずに手入れしていない皮革製品などは注意が必要ですよ!
細かい埃が本の隙間にたまっていませんか?もうそこにはチャタテムシが存在しているかも・・・?
隅々まで掃除していないパントリー。
奥の方や角のごみはしっかりととっていますか?
そこが原因で大量発生してしまうかも・・・?
しばらく使っていない革製のかばんは虫食いされていませんか・・・?クレンジングして風に当ててメンテナンスしましょう!
ずぼらさんはとにかく要注意。面倒臭いなんて言っていたら手遅れになりますよ。
梅雨に入る前に奮起して駆除しちゃいましょう。
チャタテムシが大量発生してしまう前に!
直接的な害はないものの、危険もあります!
もちろん、家の中にいるべきでない虫がいることは気持ちの良いものではありませんが、それだけではく、人の健康にも被害を与えてしまうのがこのチャタテムシ。
チャタテムシを餌にしているのはツノダニなどのダニたちです。
ツノダニは人間を噛むこともありますし、ダニの死骸はぜんそくやアレルギーなどの引き金になることも御存じでしょう?
小さい赤ちゃんやアレルギー体質の方は注意が必要です。
チャタテムシは卵から10日~20日で羽化し、生後4日目には繁殖能力が備わるという恐ろしいスピードで成長する虫。
一度の産卵で産み付ける卵は100~200ほどなので、本棚やパントリーでこんな行為が日々繰り返されているとしたら・・・・ちょっと恐ろしいことです。
チャタテムシが大量発生してしまってもおかしくありません!大量発生する前に、予防のために一度家の中の大掃除をすることをお勧めします!
チャタテムシが嫌うのは通気、乾燥とお掃除ですから、じめじめとした嫌な梅雨の季節が来る前の天気の良い日に窓を開け放って新鮮な空気を取り入れ、普段手を回していない細かなところまで掃除をしましょう!(花粉症の方はつらいかな‥‥)
チャタテムシの駆除方法
一般的な家庭なら大抵どこかに存在しているだろうチャタテムシ。
チャタテムシを見つけてしまった場合の駆除方法は、掃除機で吸うことではありません!
1mmほどの小さい虫ですので、排気口から再び復活することも考えられます。
ここは面倒でもぐっとこらえて、粘着テープなどで一匹一匹丁寧に駆除するのがよいでしょう。
そして、駆除した後はその場所をアルコールやエタノールなどで綺麗に拭いておきましょう。そうすることで次のチャタテムシの産卵や発生、大量発生を予防することができますよ。
もしも、手遅れで大量発生してしまった場合にはプロの駆除業者さんにチャタテムシの駆除をお願いするしかありません。
その時は覚悟を決めて!
25℃を超える夏場から秋が勝負の時!
彼らの大好きな季節に大好きな餌を与える必要はありませんよ。
予防の為にしっかりと掃除してこの時期を乗り越えたましょう。
(ライター ナオ)