皆さんはイタチとフェレットの違いについて分かりますか?
意外とこの二種の違いについて良く分からないという方は多いんですよ。
確かに、パッと見た感じでは似たような感じに見えなくも無いですね…。
でも、じっくり観察してみると見た目や生態など異なる所が沢山あり、全く違う生き物なんです。
今回はそんなイタチとフェレットの生態や特徴などについて紹介していきたいと思います!
イタチとフェレットの鳴き声
見かけによらずイタチは凶暴な性格をしていて、警戒態勢に入ると『キーキー』と甲高い大きな声で鳴きます。
一方フェレットは、その時の感情によって鳴き声を使い分けていて、甘えている時は『クウー』や『キュウー』、喜んでいる時は『クックック』、威嚇している時は『シャーシャー』、機嫌が悪い時は低い声で『クククク』、恐怖を感じた時は『キャー』などと幾つもの鳴き声を使います。
主にイタチは警戒している時や出産の時にしか鳴き声を出さず、フェレットは感情によって色々な鳴き声を出すので、感情豊かな方が好きな方はフェレットがお勧めです☆
イタチとフェレットの生態と特徴
イタチ
イタチはネコ目イヌ亜目クマ下目イタチ科イタチ属に含まれる哺乳類の総称です。
全世界で16種~18種のイタチが存在していて、そのうち絶滅したのは19世紀に『ウミベミンク』という種類のみです。
日本には7種類のイタチが生息していると言われています。
生息地は、北海道・本州・四国・九州・南西諸島・対馬で、二ホンイタチがよく目撃されています。
活動時間帯は基本的に夜間ですが、環境や場所によっては夜間以外に昼間にも活動する事もあります。
体長は雄が27㎝~37㎝、雌が16㎝~25㎝です。
体の特徴としましては、体毛は茶褐色で体つきは細長くスリムな体型をしています。
顔はとんがった鼻を持っていて、つぶらな瞳をしています。
見た目は可愛いのですが、その性格はかなり凶暴で、自分より大きい動物にも襲い掛かって捕食してしまいます。
食性は雑食性で、ネズミ・小型の鳥・ウサギを好んで食べていますが、これらのものが見つからない時は、人家付近まで行って生ゴミや農作物を狙う事もあります。
一夫多妻制で、子育ては雌のみが行います。
フェレット
フェレットはイタチ科に属する肉食類の哺乳小動物です。
フェレットの歴史は長く、約3000年前には既に存在していて、改良に改良を重ねて今のような形状になったと言われています。
発祥地域はヨーロッパで、森林や草原や耕作地などを生活環境としています。
活動時間は基本的に夜行性ですが、環境によって活動時間は異なってきます。
体長は雄が38㎝~43㎝、雌が33㎝~38㎝です。
体の特徴としましては、短い手足と長い胴体が特徴です。
知能が高いので躾がしやすく、簡単な芸をこなす事も出来ます。
そして、犬や猫のように人間にも人懐っこい性格なので、昔から人間と共存してきました。
本来フェレットはスカンクのように臭線を持っているので体臭がきついですが、販売されているものは臭線の摘出手術を受けているので臭くありません。
食性は完全なる肉食性で、主にネズミなどを好んで捕食しています。
繁殖期に入ると雄は尿を飛ばしてマーキング行動を起こすようになり、少し攻撃的になります。
一度に8~13子の子を産み、子育ては雌のみが行います。
イタチとフェレットについてのまとめ
今回はイタチとフェレットについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?
このように生態を見ると、全く違う性質を持っている事がお分かり頂けたかと思います。
フェレットに限っては、日本に野生のものは生息していないので、ペットショップなどで見てみて下さい☆
ライターMISAKI