「アメリカグマ」って知っていますか?
アメリカグマは”アメリカクロクマ”とも呼ばれています。
アメリカグマは名前の通り、アメリカに生息している黒色のクマです。
今回は、アメリカクロクマの特徴と生態について、詳しく調べていきたいと思います。
アメリカグマとは?
「アメリカグマ(別名アメリカクロクマ)」とは、食肉目クマ科クマ属の熊です。
アメリカグマはアメリカ合衆国、カナダ、メキシコに生息しています。
北アメリカに分布しているクマの中で一番体が小さいです。
アメリカグマは”クマのプーさん”や”テディベア”のモデルにもなっています。
アメリカグマの天敵は、グリズリーと呼ばれる大型のヒグマです。
アメリカグマは野生での平均寿命は18年ぐらいです。
野生では最長31年のアメリカグマもいます。
飼育下では25~30年ぐらいで、最長44年生きたアメリカグマがいるそうです。
アメリカグマの形態
アメリカグマの大きさは、オスの体長が140~200センチ、メスが120~160センチです。
どちらもしっぽの長さは7~14センチで、体高80~95センチです。
体重はオスが47~409キロで、大体150~200キロが平均体重です。
メスは39~236キロになります。
アメリカグマの体毛は基本的に黒色ですが、褐色だったり、胸に白色の斑があるアメリカグマもいます。
体毛は短いです。
爪は短めで、長さは6センチ以内です。
出産直後の赤ちゃんアメリカグマは200~450グラムになります。
日本の動物園でもアメリカグマの赤ちゃんを見ることができますが、とーっても可愛いですよ。
アメリカグマの生態
アメリカグマは森林に生息しています。
ヒグマが天敵なので、ヒグマのいない樹木のあるところが好きです。
基本的に明け方と夕暮れに活動しますが、夜行性のアメリカグマもいます。
普段は単独行動をしています。
食べ物を探しながら歩き回ります。
動きが素早く、木登りすることができるのも特徴です。
敵が来た時は、木に登ってそっと隠れています。
また、視覚も優れているそうです。
アメリカグマは力も強く、140キロの大きな岩を足でヒョイっとひっくり返します。
アメリカグマは比較的温和な性格で、大人しいといわれています。
アメリカグマは雑食で、果物や草、昆虫、魚などを食べます。
サボテンやユッカを食べるアメリカグマもいるそうです。
毎年10~5月ぐらいまで冬眠をします。
5~7月が繁殖期で、1~2月に1~5匹の赤ちゃんを産みます。
授乳期間は半年~8ヶ月です。
オスは生後3~4年、メスは2~9年で性成熟します。
アメリカグマと人間の関係
アメリカグマは食用として食べられることもあります。
アメリカグマの毛皮の取引は制限されています。
アメリカグマはとうもろこしなどの農作物や蜂蜜などを食して、被害を与えることがあります。
樹木の樹皮を食べることもあり、林業に被害を与えることもあります。
キャンプ場や山小屋に食べ物を探しに来ます。
ゴミ箱などをあさったり、近くの池などで魚を獲って食べたりもします。
驚かせたりしなければ、人間を襲うことはありません。
アメリカグマの特徴と生態について まとめ
アメリカグマの特徴と生態について詳しく調べてきましたが、いかがでしたでしょうか?
アメリカグマの特徴は、まず黒色の体毛です。
そして、動きが素早く、木登りもできます。
性格も大人しく、温和です。
また、かわいい顔をしているので、人気キャラクターのモデルにもなっています。
日本では富士サファリパーク、秋吉台サファリパーク、カドリー・ドミニオンなのでアメリカグマを見ることができるそうです。
行った際にはぜひチェックしてみて下さいね。
(ライター 雲呑)