背中に大きなこぶがある「ラクダ」

人を乗せてくれたり、荷物を運んでくれたりしてくれます。

 

砂漠での環境に適応しているので、砂漠地帯では家畜とされています。

ですが、そんな野生のラクダがオーストラリアにいるそうです。

オーストラリアにはなぜ野生のラクダがいるのかについて、ラクダの生態と共に詳しく調べていきたいと思います。

ラクダとは?

「ラクダ(駱駝)」とは、哺乳類ウシ目ラクダ科ラクダ属の動物です。

ラクダには、背中に1つのこぶを持つ「ヒトコブラクダ」と2つのこぶを持つ「フタコブラクダ」の2種類がいます。

昔から、砂漠などの乾燥地帯に適応している家畜です。

ラクダは数千年前から家畜とされていました。

 

ラクダは砂漠を移動するときに使われるので、「砂漠の舟」とも呼ばれています。

2010年には全世界で1400万頭のラクダが生息していて、そのうちの90パーセントがヒトコブラクダです。

オーストラリアにはなぜ野生のラクダがいるのか?

ラクダの先祖はもともと、北アメリカ大陸で進化しました。

ヒトコブラクダの野生個体は絶滅したとされていましたが、砂漠の広がるオーストラリアにヒトコブラクダが人為的に持ち込まれました。

オーストラリアの気候にヒトコブラクダは適していて、そのヒトコブラクダが野生化したのです。

現在オーストラリア中央部の砂漠地帯には、50万頭以上のヒトコブラクダが生息しています。

年間で約8パーセントずつ増大していて、オーストラリア政府は対策をとっています。

ヒトコブラクダとは?

「ヒトコブラクダ(一瘤駱駝)」の体長は、オスで2.2~3.4メートル、体重は400~690キロです。

背の高さは1.8~2メートルになります。

 

メスはオスよりも一回り小さいです。

ヒトコブラクダはフタコブラクダに比べて細身です。

 

ヒトコブラクダは背中に1つこぶを持っています。

このこぶは脂肪でできています。

この脂肪はヒトコブラクダにとって、大切な栄養となります。

 

大きいこぶは15キロぐらい、小さなこぶは3キロぐらいの重さになります。

ヒトコブラクダは一日の間に体温を大幅に変化させることができます。

 

赤血球の形も、他の動物と違って細長い形をしていて、血管が詰まらないようになっています。

ヒトコブラクダは体重の30%以上の水分を失っても耐えることができます。

また、ヒトコブラクダは体に出来るだけ水分を貯えるために、一度に大量の水を飲み干します。

 

10分間で100リッターの水を飲むことができるんですよ。

ヒトコブラクダには簡単に乗ることができます。

ヒトコブラクダは動きが速く、人を乗せていても13~14.5キロの時速で歩くことができます。

 

ヒトコブラクダは、とてもおとなしい動物です。

性格は我慢強くて、とても賢く、高い知性を持っています。

 

ヒトコブラクダの年齢は歯でわかるそうです。

ヒトコブラクダの平均寿命は30~40年ぐらいになります。

オーストラリアにはなぜ野生のラクダがいるのかについてのまとめ

オーストラリアにはなぜ野生のラクダがいるのかについて、ラクダの生態と共に詳しく紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

オーストラリアにいる野生のラクダは「ヒトコブラクダ」です。

 

なぜオーストラリアにヒトコブラクダがいるのかというと、家畜としてオーストラリアに持ち込まれたヒトコブラクダが、野生化したのだそうです。

オーストラリアの気候がヒトコブラクダに適していて、現在野生のヒトコブラクダはオーストラリアで、50万頭を越しているそうです。

ヒトコブラクダは羊の資源を減らしてしまうので、オーストラリア政府がヒトコブラクダを駆除しているのが現状です。

(ライター 雲呑)