炒め物やおひたし、汁物などに大活躍の「小松菜」。

わりといつでもお手頃価格で売られているので、他の葉物野菜が高騰している時などはかなり重宝します。

 

冬に白菜、ほうれん草、ネギなどが値上がりしている年には、よく小松菜を買っていた記憶が…。

一年を通して価格にも大きな差がないので、旬の時期がいまいちわからないという人も多いかもしれません。

そこで今回は、小松菜の旬や美味しい食べ方などについてまとめてみました。

小松菜の旬の季節っていつ頃?

小松菜は別名、「雪菜」や「冬菜」などと呼ばれています。

このことからも分かるように、旬の季節は冬。

12月~2月頃にかけてが最も美味しい時期とされており、栄養価も高くなります。

近年ではハウス栽培のものも多いため、年間を通して食べることができますが…やはり旬の美味しさにはかないません。

小松菜は霜にさらされることでより甘みが増して美味しくなるという性質があるので、ハウス栽培よりも旬の露地栽培ものが美味しくなるのは当然ですね。

 

同じ冬に旬を迎えるほうれん草とは、味や見た目もソックリ。

しかし、敢えてどちらかを選ぶとするならば、私は断然、小松菜をおすすめします。

なぜなら、大抵ほうれん草よりも安価で買えるし、ほうれん草に比べてアクが少なく調理がしやすいという特徴があるからです。

 

栄養価もほうれん草より高いので、どうしても小松菜の味が苦手!というのでなければ、小松菜がおすすめ。

調理法や使う料理もほうれん草とほぼ同じなので、ほうれん草が高い年には小松菜が大活躍!

 

最近では様々な品種が登場し、冬だけではなく夏に露地栽培で収穫できるものも増えてきています。

ほぼ一年中種まきができる品種もあるようなので、一概に「旬は冬」とは言えなくなってきているようですが…いつでも美味しく食べられるというのは、すばらしいことですね。

小松菜をもっと美味しく食べるには

小松菜をより美味しくいただくためには、選び方や保存方法などにも気を配ってみましょう。

そしてこれを機に、もっと食卓へ小松菜を使ったメニューを増やしてみてはどうでしょうか。

美味しい小松菜の選び方

美味しい小松菜を選ぶには、まず葉の色を見てみましょう。

より緑色が濃く、葉がピンと元気なものがおすすめです。

 

茎の部分も、白っぽいものよりは少し緑がかったもののほうが、旨味が詰まっています。

また、根が付いているものの場合、しっかりと丈夫で長い根の方が生育状態がいいと言えるでしょう。

絞り方

小松菜はほうれん草よりも鉄分、カルシウム、ビタミンなどの栄養分が多く含まれています。

そして調理する時には、茹でて絞る、という工程を踏むことが多いかと思いますが…。

 

実はこの時絞りすぎてしまうと、一気に栄養素が流れ出てしまうので、大変もったいないのです。

できるだけ栄養素を逃がさないようにするためには、茹でた小松菜の根元の方を上にして持ち、葉先から軽くキュッキュと絞っていくようにしましょう。

保存方法

小松菜は、あまり日持ちしません。

冷蔵庫に入れていても、早ければ1~2日で葉がしおれてきてしまうこともあります。

 

野菜室に入れる場合は、湿った新聞紙やキッチンペーパーなどで包み、「立てて」入れておきましょう。

また、冷凍をする場合はざっと水洗いをし、ざく切りにして密閉容器に入れて冷凍庫へ。

茹でてから冷凍すると、より一層栄養が逃げ出しにくくなります。

小松菜の旬についてのまとめ

小松菜は、栄養たっぷりで様々な料理に使える万能食材。

特に旬である冬の季節は美味しいし栄養価も高いですから、ぜひ毎日の食卓に取り入れてみてください。

きちんとした保存や調理をすれば、より一層美味しく栄養満点にいただくことができますよ。

(ライター もんぷち)