ナメクジを飼ってみたいという人、いますか?
一匹だけならけっこうかわいいから飼ってみたいという人もいるかもしれません。
あの「スライム」みたいだし、スライムを飼うという感じで面白いかもしれませんね。
ではここで、ナメクジの飼育・繁殖方法について迫ってみましょう。
ナメクジの飼育方法
ナメクジを飼うにはやはりまず容器ですね。
昆虫を飼う専用の容器があればそれでもいいのですが、
気軽に飼ってみたいという人は、スーパーで売っているサラダのカップなどでもよいでしょう。
何匹もナメクジを飼いたい人は、そのカップをたくさん用意しておくと、掃除する時に便利になります。
容器の他には、ティッシュペーパーが絶対必要となります。また、竹串・割り箸・プラスチックのスプーンなども用意しておきましょう。
飼う人が少ないからでしょうか、普通のナメクジはペットショップに売っていません。
また、普通のナメクジ以外は飼育方法も違うので注意してください。
ということはナメクジを飼うには道端にいるものを捕獲することが一般的な方法となります。
もちろんナメクジを多く見かける時期は梅雨頃ですね。
玄関の植物などで見かけることもあるので、すぐに見つけられるでしょう。
寒い冬以外なら、ナメクジは梅雨でなくても植物が多い場所に結構います。
それでもナメクジが見つからなかったら、ナメクジの好きな葉っぱやきゅうりの尾などを置いておき、しばらく待ってみましょう。
ナメクジを捕まえるときは指でつまむのがよいのですが、ちょっと触れないという初心者には割り箸を使ってもよいでしょう。
ただし、もちろん力を入れすぎないようにしましょう。プチッといってしまいますからね!
野生のナメクジで大きいものは、やはりあんまり可愛くないので、小さめのものがいいですね。
このとき、捕まえたナメクジが汚れている場合は、ほんのすこし水洗いしたほうがよいのですが、気をつけないと下水に流れてしまうので注意しましょう。
ナメクジを入手してキレイにしたら容器の蓋に乗せておきますが、目を離していると逃げてしまうので注意が必要です。
カップの底にティッシュペーパーを敷きましょう。ティッシュペーパーの薄いのを2枚、左右中央と上下中央に畳んで2回カップに入れて、ちょっとだけ水道水を入れます。
ティッシュペーパーに水がついたら余分な水を捨てて、浮いているティッシュペーパーを指で押さえます。
ナメクジの赤ちゃんは可愛いらしい
ここがナメクジの住み家になります。冬なら暖かく、夏なら涼しくて薄暗い場所が最適です。
乾燥している場所は干からびてしまうので絶対に避けましょう。
餌は上記のような葉っぱやきゅうりの尾などがよいですが、以外にキャットフードのカリカリしたやつなんかも食べてくれます。注意したいことは、ナメクジの命にも関わるので味の濃いものを与えてはいけないということです。
ビールが好きとされていますが、溺死したりするので安全のためにはティッシュペーパーにつけたものを与えたほうがよいでしょう。
夏は毎日、冬は数日おきに蓋を開け換気をしてください。ナメクジはデリケートな生き物なので、空気が淀んでいる所にいるとすぐに死んでしまいます。
そのため、ナメクジハウスの掃除も大切です。夏なら週に2度、冬なら週に1度は掃除をしてください。床のティッシュペーパーを捨てて容器を洗い、先ほどのように湿らせてきれいなティッシュペーパーを入れます。
ナメクジは、住み家に葉っぱをがあると安心するようです。
身を隠せる場所があるからですかね。
注意したいことは、ナメクジは「寄生虫」を持っている可能性があるので、ナメクジを手で触ったり容器の掃除のあとは必ず手をよく洗いましょう。もちろん石鹸もつけて。
ナメクジは雌雄同体の珍しい生き物で、1匹だけで産卵するそうです。ただ、飼っているすべてのナメクジが産卵するかはわかりません。
生まれたばかりの赤ちゃんナメクジは可愛いのですが、大人ナメクジよりもさらにデリケートなので気をつけましょう。小さすぎて行方不明になることもあります。
ナメクジを飼うならよく手を洗いましょう
ナメクジの飼育・繁殖方法についてでした。
スライムのようなナメクジを飼うのもよいのですが、やはりほかのペットと同じで飼育も大変そうですね。
ペットを飼うというのは、けっこうな手間が必要になるということでしょう。
ライター名:nabex