皆さんは竜胆という植物をご存知でしょうか?

竜胆は敬老の日のプレゼントとしても上位に入る程の人気の植物だそうです。

 

花自体も綺麗なのですが、漢方薬の原料の一種に使われていたり花言葉も力強く前向きな意味が込められているのが人気の理由なんだとか。

贈り物だけでなく、ガーデニングをしている方からも支持されているようですね☆

今回はそんな竜胆の花言葉や生態、そして咲く季節について紹介していきたいと思います。

竜胆の花言葉と由来

竜胆の花名の由来は、中国で「葉は竜葵(りゅうき)ににており味は胆(たん)のように苦い」という意味で竜胆(りゅうたん)と名付けたのが語源になっているようです。

それが、日本では国語化してリンドウと呼ばれるようになりました。

属名の学名「Gentiana」は薬効を発見した古代ギリシア・ローマ時代のイリュリア最後の王ゲンティウスにちなむと言われています。

竜胆の花言葉は「悲しんでいるあなたを愛する」「正義」「誠実」という意味が込められています。

 

青紫色も鮮やかに咲く姿からは凛とした美しさを感じる事が出来、群生せずに咲くその姿から「悲しんでいるあなたを愛する」の花言葉が生まれたと言われています。

西洋では「Loveliness(愛らしい)」「Intrinsic Worth(固有の価値)」「I Love you best when you are sad(悲しんでいるあなたを愛する)」などの意味が込められています。

 

誕生花は、8月31日/9月12日/9月16日/9月17日/9月18日/9月20日/9月26日/10月

2日/10月3日/10月13日/10月20日/10月23日です。

 

竜胆の種類の中には、根が薬用になるものがある事は古代エジプト時代から知られていたようです。

現在でも薬用として栽培されており、漢方などでも材料の一つに竜胆を使われています。

竜胆の生態と季節

竜胆の種類はとても多く世界に約500種類以上も存在しています。

春咲きと秋咲きがあり、主に店などでは秋咲きのものをよく見かけますが、春咲きではガビサンリンドウや1・2年草のハルリンドウなどが有名です。

 

本州から四国・九州の湿った野山に自生していて、季節は春から秋に掛けてで花は晴天の時だけ開きます。

花の特徴としましては、釣り鈴型の美しい青紫色で茎の先に上向きにいくつもの花を咲かせます。

 

高さは50㎝程で、葉は笹の葉のように細長く茎は対生につくのが特徴です。

開花後にはさや状の果実が付き始めて、秋も深まる頃には次第に葉が枯れ始めて休眠状態に入ります。

竜胆の伝説

竜胆には「ウサギと竜胆の伝説」という話があります。

昔、役小角という修行僧が日光の山道を歩いていました。

すると一匹のウサギが雪の中から竜胆を掘り出して舐めているのを見つけました。

修行僧は不思議に思いウサギに尋ねると「主人が病気なので、この草を持っていく」と言って去っていきました。

それを聞いた役小角は、試しに草の根を掘って病人に飲ませてみました。

すると、その効果ですっかり病気が治ったと言われています。

 

その後日本では竜胆は霊草となったそうです。

昔の方は現代の様に薬も中々手に入りにくく、植物を薬の代わりにする事もありました。

 

この竜胆も当時の人々にとっては重要な薬になっていたんですね。

実際に今でも漢方薬として使われているので、この伝説は本当にあった話なのでは無いでしょうか?

竜胆についてのまとめ

今回は竜胆について紹介しましたが如何でしたでしょうか?

竜胆の花言葉を見れば分かるように、力強いメッセージが込められているので、皆さんも敬老の日にメッセージを添えてプレゼントしてみては如何でしょうか?

ライターMISAKI