ゴージャスで品のある花「ゆり」
ゆりの花はプレゼントにも人気があります。
そんなゆりの花の季節はいつ頃なのでしょうか?
ゆりの特徴とゆりの季節がいつ頃なのか、詳しく調査していきたいと思います。
ゆりとは?
「ゆり(百合)」とは、ユリ目ユリ科のうち主としてユリ属の多年草です。
北半球のアジアを中心に北アメリカやヨーロッパなどに広く分布しています。
ゆりの原種は100種以上で、品種は130品種ほどあります。
日本には15種類あり、そのうち日本特産種は7種です。
森林や草原に自生していることもあります。
ゆりを代表する種は、オニユリ、ヤマユリ、テッポウユリなどがあります。
「ゆり」という呼び名の由来は、花が風に揺れる姿から”揺すり”と呼ばれ、その”揺すり”が変化していって「ゆり」と呼ぶようになったそうです。
また、ゆりは聖母マリアに捧げられた花であるので、キリスト教でゆりは純潔のシンボルとされています。
ユリ全般の花言葉は、「純粋、無垢、威厳」です。
ゆりは黄緑色の茎を地上に真っ直ぐ長く伸ばします。
ゆりの大きさは種類によって変わりますが、背丈が30~150センチぐらい、横幅が20~100センチぐらいです。
先端に数個の花を咲かせます。
花びらは3枚で、花びらによく似たがくが3枚あります。
育ちのいいゆりほど、1つの茎から多くの花を咲かせます。
ゆりの分類
アジアティック・ハイブリッド
アジア原産のゆり(オニユリ、ヒメユリ、イトハユリ、マツバユリなど)を親として交配された品種群です。
栽培も簡単で、お日様が好きです。
香りはないですが丈夫です。
有名な品種にはエンチャントメント、コネチカットキングなどがあります。
ロンギフローラム・ハイブリッド
日本原産のテッポウユリやタカサゴユリなどをもとに作られた品種群です。
この2つを使った交雑種は新テッポウユリと呼ばれ、切り花に利用されています。
オリエンタル・ハイブリッド
ヤマユリやカノコユリなど、森林のユリを交配して作られた品種群です。
日陰を好み、香りのあるゆりです。
花は優雅で、華麗さがあります。
この品種で有名なのが”カサブランカ”です。
マルタゴン・ハイブリッド
マルタゴンリリー、クルマユリ、タケシマユリなどを親とした品種群です。
トランペット・ハイブリッド
中国原産のキカノコユリ、ハカタユリ、リーガルリリーなどを中心とした品種群です。
ゆりの季節はいつ頃なの?
ゆりの季節は「夏」です!
ゆりには色々な種類があるので、種類によって若干変わりますが、ゆりの開花時期は5~8月です。
テッポウユリ→4~6月頃。
スカシユリ→5~8月頃。
ササユリ→6~7月頃。
オニユリ、コオニユリ、カノコユリ、ヤマユリ、カサブランカ→7~8月頃。
ゆりは食べられる?
ゆりはゆり根を食べることができます。
日本ではヤマユリ、オニユリ、コオニユリが食用の為に栽培されています。
ゆり根は雑煮やみそ汁、茶碗蒸しなどで食べられます。
中国でもスープなどで使われ、食べられています。
ゆりの球根は生薬でもあります。
滋養強壮、利尿、咳を沈める効果があります。
ゆり根を食べる時は必ず毒抜きをしましょう。
毒抜きをしないと、痙攣や嘔吐などの中毒症状が現れる場合があります。
ゆりの季節はいつ頃なのか まとめ
ゆりの特徴とゆりの季節はいつ頃なのかについて詳しく調べてきましたが、いかがでしたでしょうか?
ゆりの季節は「夏」です。
ゆりにはたくさん種類があるので、種類によって若干変わりますが、ゆりの開花時期は5~8月です。
ゆりはウエディングブーケとしても人気があるので、夏の結婚式にはとても素晴らしいゆりが祝福してくれること間違いありませんね。
(ライター 雲呑)