皆さんはあやめという植物をご存知でしょうか?
優雅で繊細な雰囲気の持っているあやめは花好きの方には人気の植物の一つで、インテリアの一部としてお部屋に飾ったり庭に植えたりする方も多いんだそうです。
あやめの香りも落ち着いた癒し効果を持つ大人な香りで、アロマキャンドルや香水などにも使われていますね☆
今回はそんなあやめの花言葉や生態、そして咲く季節について紹介していきたいと思います。
あやめの花言葉と誕生花
あやめの花言葉は「よい便り」「メッセージ」「希望」「燃える思い」「情熱」「幸せは必ず来る」「嬉しい知らせ」「優しい心」「優雅」という意味があります。
西洋では「Message(伝言・メッセージ)」「Hope(希望)」「Faith(信頼)」「Friendship(友情)」「Wisdom(知恵・賢さ)」という意味があります。
あやめの名は古くはサトイモ科のショウブを指した語で、現在のあやめは「はなあやめ」と呼ばれていました。
現在あやめ以外のハナショウブやカキツバタもアヤメと呼称する習慣が一般的になったそうです。
あやめは別名アイリスとも言われていて、ギリシア神話で神々の伝令を務めるイリスがゼウスの妻ヘラに頼んで神酒を振りかけて虹に姿を変えた時、地上にこぼれた神酒がアイリスになったという伝説があります。
花言葉の中にある「よい便り」も伝令神イリスに由来していると言われています。
【誕生花】
4月17/4月29日/5月4日/5月5日/5月10日/5月13日/6月6日/6月29日
あやめの生態と歴史
あやめの生態はアヤメ科アヤメ属の植物で、世界の温帯に約150種類そのうち日本には9種類存在すると言われています。
原産地は日本・アジア北部・東部で、草丈は種類によって異なってきますが30㎝~80㎝まで成長します。
花色は、紫色・青色・黄色・オレンジ色・白色・ピンク色などカラーバリエーションが豊富にあり、虎斑模様があるのが特徴です。
生息場所は、山野の草地など乾いた場所や水中などの湿った場所などに自生します。
落葉性・耐寒性が強いので初心者でも栽培がしやすい事から人気を集めています。
あやめの歴史は長く、江戸時代に栽培種の改良が進んで江戸から全国各地のあやめ園の開設が広まりました。
当時は、あやめでお酒やあやめ湯を作り、あやめの花を活けてお祝い事に使われたりしていたそうです。
中国などでは、あやめの独特な強い香りと葉が鋭い剣のような形である事から邪気を祓う霊験のある植物だと認識されているそうです。
あやめの歴史を見て分かるように、人々の間で良い意味で活用されてきたのが分かりますね。
あやめの季節
あやめの開花時期は通常5月だけとなっています。
開花すると葉は真っすぐに立ち、茎の先端に1輪~3輪の花を咲かせる多年草です。
多数の茎が株立ちになり、短く這う根茎からは多数のひげ根が伸びているのが特徴です。
あやめの花が見られる時期は本当に短くとても貴重です。
まだ一度もご覧になられた事が無い方は是非あやめ鑑賞をしてみる事をお勧めします。
少しだけあやめが見られる花畑を紹介しておきますね♪
【四季の里公園】
こちらは茨城県守谷市にあり、毎年もりやあやめ祭りが開催されています。
約7800株のあやめが咲き誇り人々を魅了します。
【浮野の里】
こちらは埼玉県加須市にあり、ここでも毎年あやめ祭りが開催されているそうです。
沢山の緑とあやめの花に癒される事間違いなしです!
あやめについてのまとめ
今回はあやめについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?
あやめは人にプレゼントしても喜ばれる花なので、お祝い事などにメッセージを添えて贈ってみては如何でしょうか?
ライターMISAKI