皆さんはアネモネという植物をご存知でしょうか?

アネモネは古くから人との関わりが深く神話や伝説などにも多く登場しています。

 

花言葉は悲しいのですが、花の形や色が美しく見ているだけで明るい気持ちにさせる不思議な力を持っています。

観賞用としても人気があり、花好きの方で知らない人はいないと思います☆

今回はそんなアネモネの花言葉や生態、そして咲く季節について紹介していきたいと思います。

アネモネの花言葉と神話

アネモネの花言葉は「儚い恋」「恋の苦しみ」「見捨てられた」「見放された」などの意味があります。

西洋では「Anticipation(期待)」「Forsaken(見捨てられ)」

花のアネモネはギリシア語の「Anemos(風)」に由来しています。

早春の風が吹き始めるころに花を咲かせるからと言われています。

ヨーロッパでは古くから美しさとは儚さの象徴とされているので、花言葉も悲しげなものになっているそうです。

【色別花言葉】

赤⇒「君を愛す」

白⇒「真実」「期待」「希望」

紫⇒「あなたを信じて待つ」

【誕生花】

1月22日/3月12日/3月13日/4月2日/4月4日/4月6日

 

アネモネという花はギリシア神話と深い結びつきがあり、愛の矢で誤って傷ついた愛と美の女神アプロディーテーは、その矢の力によって美少年アドニスを愛するようになります。

しかしアドニスは狩りで猪に殺されてしまい、その流れ出た血からアネモネの花が生まれたと言われています。

アネモネの生態と歴史

アネモネの生態は、キンポウゲ科イチリンソウ属の植物です。

原産地は、ヨーロッパ南部から地中海沿岸を原産とする球根性の多年草です。

草丈は10cm~50㎝ほどのものがほとんどですが、種類によっては1mを越すものもあります。

意外と知られていませんが、アネモネは草全体に毒を持っています。

毒の成分はプロトアネモニンという成分で、茎を切った時などに出る汁に触れてしまうと炎症や水疱などの症状を引き起こすとされています。

 

なので、アネモネに触れる時は必ず手袋を着用するように心がけましょう。

アネモネが世界中に知れ渡るようになったのは、中世ヨーロッパのキリスト教による対イスラム遠征軍として知られる十字軍が、当時のパレスチナに自生していたアネモネをヨーロッパに持ち帰った事がきっかけと言われています。

 

十字軍によってヨーロッパに持ち込まれたアネモネは、15世紀から18世紀にかけてイギリスやオランダで様々な品種の交配と改良が行われ、それが元となり様々な品種が作り上げられてきて現在に至るそうです。

現在アネモネは世界中に約120種類以上も存在すると言われています。

アネモネの季節

アネモネn開花時期は2月~5月頃までです。

地際に3つに避けた葉っぱを生やし、春になると直径4㎝~10㎝ほどの花を咲かせます。

赤色・ピンク色・紫色・白色などカラーバリエーションが豊富で、6~10枚程の花弁をつけるのが特徴です。

 

種類によって花びらが大きいものと小さいものがあるので、花壇などで育てる場合は大きい花びらをつけるもの、部屋などに飾るものは花びらが小さいものと使い分けるのも良いですよ!

草丈も品種によって異なって来るので、アネモネの種類を調べて場所や状況にあったものを選ぶと良いでしょう。

アネモネについてのまとめ

今回はアネモネについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?

 

花言葉が悲しげだと贈り物などに贈るのには躊躇してしまいますが、悲し花言葉も送り主からのメッセージによっては前向きなものに変わる事もあるので、上手に工夫をしてこの美しい花を大切な人とシェアしましょう☆

ライターMISAKI