春ウコンという植物を聞いたことがありますか?

今回はウコンとはまた別ものの「春ウコン」について詳しくお話していきます。

春ウコンの特徴

春ウコンはショウガ科ウコン属に分類される多年草の植物です。

インドが原産でウコンと良く似ていますが、ウコンの葉は無毛であるのに対し、春ウコンの葉の裏面には伏毛があり、花の季節も違います。

ウコンは通常秋に花を咲かせますが春ウコンはその名前の通り春に葉梢の横部分から花序をだし、黄色花を咲かせますが、開花率は低く20%ほどだと言われています。

種子はできず、全て根茎で繁殖するクローン植物で、根茎の色は外面が淡黄色で内面は橙赤色をしています。

ウコンと同じ黄色色素を含有しているので、薬用としてウコンの代用にされることもあります。

春ウコンの効能

春ウコンにはクルクミンやフラボノイドと言われる成分の他1000種類もの薬効成分が含まれています。

ですから、どこか特別な臓器に作用するというよりは体全体を正常化させる作用を持っており、その点では通常のウコンよりも優れているといえるでしょう。

春ウコンの特徴は精油成分の多さにあります。

精油成分の含有量は役6.0%で、その中の80%前後がセスキテルベン類で占められていると言われます。

 

また、ミネラル分も豊富でカルシウム、マグネシウム、リン、鉄分など体の調節機能を果たす成分が豊富なのも特徴です。

インドでは打撲や捻挫の外用剤として用いられ、中国では胸腹痛、胃痛、月経痛、食欲不振、熱射病、黄疸などに用います。

春ウコンの摂り方

春ウコンは生のまますりおろして飲むのが最上の方法とされていて、春先には普通の状態でも冷蔵庫でも出芽するため、生のままで保つには冷凍庫を用いる必要があります。

一般的に葉乾燥したものを粉末にして利用することが多く、ウコン粉末の一部は糊料を加えて成型され、錠剤の製品になります。

 

出来るだけ低温で乾燥したものが成分的には優れているとされ、乾燥したものは生重量の20%前後の重さになります。

冷凍乾燥すると精油部分が揮発してしまうのであまり良くないともされています。

春ウコンの栽培の歴史

栽培の歴史は古く、インドのアーユルヴェーダー植物に記載があるほど。つまり、5千年以上もの歴史があると考えられています。

日本へは紀元初めの頃に薬草として入ってきたのではないかと考えられており、琉球でウコン栽培が始まったのは15世紀頃と言われています。

 

琉球王国はウコン奉行を設けて、薩摩と高値で取引し、更に薩摩は江戸と取引したともいわれ、西洋医学が入ってくるまでにはウコンは万能薬として盛んに用いられていました。

 

この頃栽培されていたのは春ウコンが主流でしたが、西洋医学が発展する明治以降はその座を秋ウコンにとって代わられています。

 

その理由としては、医薬的な使用が西洋医学の発展と共に衰えたこと、春ウコンの栽培が秋ウコンに比べて手間がかかること、また春ウコンの独特な強い苦みが苦手な人が多いということ、そして、秋ウコンの方が多用途に利用できることなどが考えられます。

現在、わずかな生産が行われている沖縄では、変わらず民間薬として使用されており、完全になくなってはいません。

注目の春ウコン

春ウコンの薬効は現在でも高い注目を集めていて、最近では免疫力を著しく上昇させるためにがん治療などにも役立つのではないかと言われています。

春ウコン研究会なるものも存在し、春ウコンについての徹底した調査や研究が行われている事実もあります。

 

実証データが不十分である為、認知されていないことも多いのですが、様々な疾患が蔓延する現代において、もしかしたら春ウコンは再び日本人の救世主的存在になるのかもしれません!

 

ちなみにAmazonなどでは屋久島の春ウコン錠剤が600粒3800円ほどで販売されていますので、興味のある方はぜひ!

(ライター ナオ)