自分で菌をうち、天然木になるしいたけはなんと立派でおいしいことか!!
肉厚で、とにかく風味も豊かで、バターと醤油で食べるしいたけのステーキや、カラッと揚げたしいたけのてんぷらはたまりません♪♪♪
それからそれから、秋にカラマツの山林に生えている落葉きのこ。
ぬめりがあってキノコの味が濃縮されてて・・・。
この醤油漬けがたまんないんだよね~~~きれいに汚れを取ったらさっと熱湯でゆでて、あとは好みの大きさに切って醤油と青南蛮を入れた液に漬け込むだけ!
これがまたたまらないんでございます!
ちょっと話が脱線してしまいましたが、本題に戻ります。
だけどだけど・・・キノコには注意が必要~!!キノコ大好きなのは人間だけじゃないんです。
キノコが好きなきのこ虫
キノコムシとはキノコで生活したり、キノコを食べたりとキノコに集まってくる虫の総称として使われることが多いのですが、主にはオオキノコムシやコキノコムシのことを言います。
体長が2~4㎜程の小さな甲虫で、種類によってキノコにいる目的や、キノコの種類が違っています。
その種類は日本だけでも300種類を超えるといわれていています。
きのこを食べるために集まってきたり、キノコを食べる虫を食べるために集まってきたり、寝心地がいいのでベット代わりにキノコを使っていたり・・・。
きのこ虫の生態とその被害
きのこ虫は幼虫から蛹になり、その後甲虫になる完全変態です。
成虫は秋口や春先に多くみられ、キノコに自分のサイズと同じくらいの穴を作って、隠れながらキノコを食べています。
成体は大きさから言っても見つけやすいのですが、幼虫がしいたけ内部にいる時にはちょっと厄介です。
幼虫はしいたけの傘部分にはいり、内部を食い荒らします。トンネルを掘りながら食べ進むので、その結果しいたけはスカスカのスポンジ状になってしまいます。
商品として栽培している場合はこうならないためにも農薬を使います。
しかし、家庭菜園程度の規模で楽しんでやっている人にとってはできれば農薬は使いたくないもの。
そんな時は頑張って虫だししましょう。
きのこ虫対策
虫だしの説明をする前にキノコムシの被害にあわないために、キノコムシが活発に活動する前に発生するしいたけの品種を作ることをおすすめします。
そうすることで数段虫対策が楽になり、きれいなしいたけを捕れるようになります。
きのこ虫の取り方
それでもきのこに虫が入ってしまった場合には今度こそ虫出しをしましょう。
甲虫が住んでいる場合にはしいたけのまんま1~4%の濃度の塩水につけて15分ほど待ちます。
そのうちに居心地の悪くなったキノコムシがキノコから出てきます。
幼虫がしいたけの傘のあちこちに潜んでいる場合にはもう少し手間をかけなければなりません。
幼虫を殺してしまわないように用心しながらしいたけをカットします。
この時、軸の部分は無視して大丈夫。キノコムシの幼虫は軸部分に入っていくことはありません。
カットしたしいたけを同じように1~4%の塩水につけます。
ます。15分ほど水につけておけば、大抵の虫はしいたけの外に出てきて、塩水のプールで死んでしまいます。
きのこを採ってきたら
秋にキノコ採りに出かけて山でキノコを採ってきたら、とりあえず、何はともあれ虫出ししましょう。
一見、虫穴のないきれいなキノコに見えても、キノコの傘の裏にひだひだがあれば、そのひだひだ部分に潜んでいるかもしれませんよ。
美味しく食べる前にちょっとひと手間かけて、虫出しすることでより安心してキノコを食べることができます。
松茸、なめこ、ぼりぼり、しめじetcと天然のものは何とも言えない風味が感じられ、キノコ好きにはたまりません!
もちろん、栽培物でも場合によっては虫出しが必要です。キノコをよく観察して、不審な穴があればとりあえず虫出ししちゃいましょう。