子供のころから私達の身近にある花と言えばタンポポですよね。
小さい時はタンポポの花綿毛をフーッと吹いて飛ばしたりして遊んでいました♪
良く見ると綺麗な花のなのに、意外と雑草扱いされがちな花なんですよね。
そんなタンポポですが、皆さんはタンポポが咲く季節はいつ頃かご存知ですか?
今回はタンポポの花言葉や生態、そして季節などについて紹介していきたいと思います。
タンポポの花言葉
タンポポの花言葉は「愛の神託」「神託」「真心の愛」「別離」です。
西洋では「Loves Oracle(愛の神託)」「Oracle(神託)」「Faithfulness(誠実)」「Happiness(幸福)」などの意味があります。
江戸時代の花名は「鼓草(ツヅミグサ)」で、鼓草は日本伝統の楽器で鼓を叩く音の「タン」「ポポ」という擬音語が語源となり、タンポポと言われるようになったそうです。
花言葉の中に愛の神託というのがありますが、これは古くからヨーロッパではタンポポの綿毛で恋占いをしていた事から来ているようです。
ちなみに英名ではタンポポの事を「Dandelion」と言いますが、これはフランス語の「Dent-de-lion(ライオンの歯)」に由来していて、タンポポのギザギザした葉がライオンの牙を連想させる事からきています。
タンポポの花の生態~日本タンポポと西洋タンポポ~
タンポポの生態は、キク科タンポポ属の総称です。
多年生植物なので冬に枯れてもまた翌春には新しい葉を出します。
世界中に400種類のタンポポが存在していて、そのうち日本には20種類のタンポポがあります。
生息地は海外や日本のあらゆる場所に分布していますが、最も多いのはユーラシア大陸だそうです。
生息環境は、路傍・空き地・畑地・牧草地・芝地・樹園地・川岸などで、寒帯地域~熱帯地域まで幅広く自生しています。
タンポポには黄色の花と白い綿毛のようなものがありますよね。
タンポポの花全体を「頭花」と呼び、その中の花びら一枚一枚を「舌弁花」と言います。
この小さな花の舌弁花の下には実になる子房があり、その上に毛状の突起の「冠毛」が生えています。
これが綿毛になり、子房が熟して種が出来ると冠毛が乾燥して放射状に開いて真っ白な綿毛になります。
タンポポは大きく分けて「日本タンポポ」と「西洋タンポポ」の2種類あります。
日本タンポポは、古来から日本で生息していたもので約20種類ほどあります。
西洋タンポポは、海外から持ち込まれた外来種で、どの様にして日本に持ち込まれたかはハッキリ分かっていません。
一番有名な説としては、クラーク博士が初代教頭を務めた札幌農学校にて野菜としてタンポポを栽培するために持ち込まれたと言われています。
ちなみに!タンポポの葉って食べる事が出来るんですよ。
日本タンポポと西洋タンポポの見分け方としましては、日本タンポポは総苞片は反り返っていなく、西洋タンポポの総苞片は反り返っているのが特徴です。
タンポポの季節~綿毛になるまで~
基本的にタンポポが咲く季節は春頃です。
西洋タンポポに限っては春夏秋冬の一年中咲いているものもあります。
春頃に開花したタンポポの花がしぼむと綿毛が出来るようになっています。
花が咲いて種が作られるのと並行して綿毛も徐々に作られていくといった感じです。
補足ですが、日本タンポポは「弱酸性土壌」を好むようです。
一方、西洋タンポポはコンクリートからアルカリ分が溶け出した土壌や踏み固められ水分が少なく固くなった土壌などでも平気で咲く事が出来ます。
タンポポについてのまとめ
今回はタンポポについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?
近年では開拓などによってタンポポの姿をあまり見かける事が少なくなってきましたが、見かけたらタンポポの観察をしてみて下さいね♪
ライターMISAKI