皆さんは菜の花畑などに行ったことがありますか?
一つだけ咲いていても十分綺麗な花なんですが、一面に菜の花が咲いている景色は絶景ですよ☆
ただ花自体はとても綺麗なのですが香りは独特なので好き嫌いが分かれる花でもありますね。
今回はそんな菜の花の花言葉や生態、そして咲く季節などについて紹介していきたいと思います!
菜の花の花言葉
菜の花の花言葉は「快活」「快活な愛」「競争」「小さな幸せ」「活発」「元気いっぱい」「豊かさ」「財産」などです。
菜の花が春の香りを運び、人々の心を明るくすることにちなむと言われています。
英語では「Field Mustard」「Colza」などと呼ばれています。
黄色に輝く菜の花は人の目を喜ばせ明るい気持ちにさせてくれるので、メッセージなどを添えて大切な人への贈り物にするのもオススメですよ。
菜の花の観賞用と菜種油用と食用~菜の花の歴史~
名に花には観賞用と菜種油用と食用の3つがあり、日本で菜の花が栽培され始めたのは16世紀以降と言われています。
栽培が始まった当初は油用が多く、食用の菜の花が栽培されるようになったのは明治時代以降です。
それぞれ品種が異なり、食用は「菜々みどり」油用は「菜々みどり」「キラリボシ」「ななしきぶ」「キザキノナタネ」観賞用は「黒川寒咲きちりめん」「春雷」「江月」となっています。
油用では良質な油が効率良く採取出来る品種を開発して使っていて、食用では葉が柔らかくて味がしっかりしているものに重点を置いて開発されていて、観賞用では花付きが良く大きな花が沢山開き長持ちするように品種改良がされています。
使い道によって品種が大きく異なって来るので間違えないように気を付けましょう!
菜の花の歴史は長く、ナタネ油を採ったり若い茎や芽を食べる為に昔から栽培されてきました。
飛鳥時代には花芽を食用としていて、日本書記にも記載されていたんだそうです。
室町時代に入る頃には、搾油法が考案されて食用以外に行灯や食用の油、油かすは肥料として利用されていきました。
明治維新以降に栽培面積が一気に拡大していったそうです。
明治中期・第二次世界大戦後・昭和30年代とナタネ油は全盛期を迎えましたが、稲の早植化に伴って裏作となる菜の花の作付けの減少や農産物輸入自由化や栽培に掛かる手間などから減少していきました。
菜の花の生態
菜の花の生態はアブラナ科アブラナ属の花の総称です。
原産地は地中海周辺・中央アジアで、越年性1年草で草丈は1m以上になります。
主に道端や草地などで自生しています。
中でもセイヨウカラシナは、丈夫で川原や荒れた土地にも繁茂するため河川敷や堤防や空き地に播種し、菜の花畑を作る場合がある。
現在では菜の花と言えば本種を指しますが、本来の菜の花は別種のアブラナの事を言います。
明治初期にヨーロッパから渡来したもので、葉は厚くて濃い茶色をしているのが特徴です。
在来のアブラナは弥生時代に中国から渡来したと言われています。
菜の花の季節
菜の花の開花時期は地域によって多少の誤差は出てきますが、春の3月~5月に掛けて咲いています。
地域によっては5月中しか咲かなかったり、長い所では6月くらいまで咲いている所もあるようです。
このあたりの時期になると、食用の菜の花も流通し始めるので菜の花料理が食べる事が出来ます☆
咲いている期間はとても短いので、菜の花鑑賞をしたことが無い方は是非菜の花畑などに訪れてみてください。
癒される事間違いなしですよ!
菜の花についてのまとめ
今回は菜の花について紹介しましたが如何でしたでしょうか?
菜の花の歴史や用途によって品種が異なってくるという事を初めて知った方も多いのではないでしょうか。
もし身近な場所で菜の花が自生しているなら是非観察してみて下さいね。
ライターMISAKI