私の周りだけかも知れませんが、ライチは好き嫌いが分かれやすいフルーツだと思います。
フルーツの中でもあまりパッとしないような印象がありますが、最近はライチ味のジュースやライチを使ったデザートなどが増えてきていますね。
意外ですが美肌や美容効果を得られる成分が沢山含まれているので、特に女性の方には是非食べて頂きたいフルーツです!
今回はそんなライチについて詳しく書いていきたいと思います。
ライチの原産地と歴史について
ライチの原産地は中国南部からベトナム北部とされています。
現在は、中国・台湾・インドなどの熱帯地域や亜熱帯地域、国内では沖縄県・鹿児島県などで生産されています。
主に国内で流通しているものは台湾や中国からの輸入されたものがほとんどだそうです。
ライチの歴史は長く原産地である中国南部では約3000年も前から生産されていて、中国の古い書物によれば漢の時代に皇帝への献上物としてライチが使われていて珍重されていたそうです。
当時はフルーツとして食べるというよりも、喉の渇きを潤したり疲労回復目的の薬として使われていたそうですね。
篤姫もライチを好んでいたようで、彼女の父親がさつまの薬草園で収穫出来るライチをハチミツに漬けて江戸に送っていたという話があります。
滋養強壮効果があるという認識のもと人々から愛用されていたんだとか☆
そんなライチがにやって来たのは1720年頃からで、伊豆大島から江戸時代の終わりには鹿児島県にもたらされたと言われています。
ライチに含まれる栄養素と効能
ライチにはビタミンcや葉酸がたっぷり含まれていて、美容や風邪などに対する免疫力を高める他、葉酸は胎児の成長に大量に必要とされているので妊婦さんにも良いとされています。
そして、赤血球やヘモグロビンの合成にも深く関わっています。
ライチは比較的低カロリーなフルーツなのでダイエット中の方でも安心して食べられますね。
主な効能は下記の通りです。
風邪予防/美肌効果/がん予防/貧血予防/便秘改善/高血圧予防/動脈硬化予防/脳梗塞予防/心筋梗塞予防などです。
ライチの旬の季節と毒について
ライチの旬の季節は輸入品と国内産で少し違いがあります。
基本的に中国や台湾などから入って来るものは、4月から8月までが旬と言われています。
国内産のものは、6月から7月までです。
美味しいライチの見分け方としましては、果皮がしっかりしていて黒ずみの無いものを選ぶと良いでよ!
手で触ったときにうろこ状の表皮の棘が鋭ければ鋭いほど新鮮です☆
ライチについて良く知っている方はご存知かと思いますが、インドの北東部などでライチを食べて命を落とすといった事がありました。
「ライチって危険なのか?」と疑問を持った方も多いかと思いますが、研究結果によるとライチで死亡する事件があったのは貧困で栄養失調の人が多い国に限られていて、体脂肪が低く十分な食事をとれていない完全に空腹の状態の子供が「青いライチ」を食べていた事が分かりました。
血糖値を維持する為の体脂肪が標準値より低い子供が、青いライチを食べた事によって代謝異常を起こし、ただでさえ低い血糖値をさらに下げてしまった事から様々な病気を引き起こした事が原因とされています。
なので、貧困域以外の国ではライチによって命を落とす事件は起きていません。
そもそも青いライチが出回る事はまず無いので安心して食べてもらって大丈夫です♪
ライチについてのまとめ
今回はライチについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?
最後は少し怖い話になりましたが、日本で売られているライチはしっかり熟したものなので安心して召し上がって下さいね!
ライターMISAKI