昔からなじみのある植物「ツユクサ」

「ツユクサ」は万葉集でもよく歌われています。

 

そんなツユクサですが、ツユクサの季節はいつ頃なのでしょうか?

ツユクサの特徴と、ツユクサの季節はいつ頃なのかについて、詳しく調査していきたいと思います。

ツユクサとは?

「ツユクサ(露草)」とは、ツユクサ科ツユクサ属の一年生植物です。

東アジアやアメリカなどにも自生していますが、日本では全国で自生が見られます。

道端や畑の端でよく見かけることができます。

ツユクサの仲間は世界で180種類、日本では5種類あります。

ツユクサの大きさは、高さが15~50センチです。

 

茎は立って育つのではなく、茎は地面を這いながら大きくなります。

1.5~2センチの青い花を咲かせます。

 

花びらは3枚あります。

大きな2枚の青い花びらと、小さな白い花びらが1枚あります。

 

めしべは1本で、おしべが6本です。

朝に咲いたツユクサの花は、夕方になるとしぼんでしまいます。

ツユクサの名前の由来

ツユクサは元々「つきくさ(月草、着草)」と呼ばれていました。

これは、ツユクサの青い花の色が付きやすいからだそうです。

 

また、ツユクサは朝咲いた花は昼にはしぼみます。

このことが朝露を連想させるので「露草」と名付けられたそうです。

ツユクサの英名である”Dayflower”も「その日のうちにしぼむ花」という意味があります。

 

ツユクサの花の形や色から「蛍草(ほたるぐさ)」「帽子花(ぼうしばな)」「青花(あおばな)」などという別名もあります。

ツユクサの花言葉は「なつかしい関係」です。

ツユクサの季節はいつ頃?

ツユクサの季節は「夏」です!

開花時期は6~9月で、繁盛期は7月です。

早咲きのツユクサの種類は、5~8月まで開花が楽しめます。

ツユクサの育て方

ツユクサを育てるには、まず、ツユクサの種を入手しましょう。

ツユクサの種や苗はなかなか販売されていません。

(山野草を専門とするお店にはあるかもしれません)

 

ツユクサの花を見つけたら、ツユクサの花が枯れても、花がらを摘まずに放っておくとツユクサの種ができます。

種は乾燥した場所で保管して置きましょう。

 

ツユクサの種は4~5月頃に蒔きます。

ツユクサは用土を選びません。

 

どんな土でもよく育ちます。

特に好む土は、水はけと水持ちのよい用土です。

山野草培養土を使っても良いですが、鉢植えならば、赤玉土と腐葉土を混ぜあわせた土でもOKです。

 

ツユクサは日当たりがよくて少しの湿り気のある場所が好きです。

土が乾いたらたくさんお水をあげましょう。

 

たくさんツユクサの花を咲かせたい場合は、少し肥料があったほうが良いです。

開花時期には水遣りの代わりに、液肥を与えると花の色が鮮やかになりますよ。

 

ツユクサを育てるのは簡単です。

しかも耐寒性も耐暑性もあるので、どんどん育っていきます。

ツユクサの利用

ツユクサの花の青色は染料に使用されます。

染物の下絵を書くために使われます。

また、ツユクサの花を乾燥させたものは薬として使用されています。

 

熱冷ましや下痢止めの効果があります。

ツユクサは食べることもできます。

花が咲いているツユクサが食べごろで、天ぷらやおひたし、野菜炒めなどで食べられます。

ツユクサの季節はいつ頃なのか まとめ

ツユクサの特徴と、ツユクサの季節はいつ頃なのかについて詳しく紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

ツユクサの季節は「夏」です!

 

開花時期は6~9月で、ツユクサが最も綺麗なのは7月です。

ツユクサは種から育てることができます。

ミッキーマウスのような可愛いお花、ツユクサをガーデニングで楽しんでくださいね。

(ライター 雲呑)