皆さんはボケという植物をご存知でしょうか?

ボケは昔から庭木として人々に親しまれてきた植物なんだそうです。

 

独特の花ビラの形と深みのある色合いがとても素敵なんですよ。

今回はそんなボケの生態や剪定について詳しく紹介していきたいと思います。

ボケの名前の由来・花言葉・生態について

まず名前の由来からですが、元々は瓜に似ている事から木になる瓜という事で「木瓜(もけ)」と言われていたそうなんですが、それが変化して「ボケ」と呼ばれるようになったそうです。

属名は「Chaenomeles」なんですが、これはギリシア語で「Chaino(開ける)」「melon(リンゴ)」という意味を持ち、ボケの実が熟すると裂け目が出来る所からきているそうです。

 

花言葉は「先駆者」「指導者」「平凡」「退屈」「早熟」「熱情」「魅惑的な恋」「妖精の輝き」

などのメッセージが込められています。

 

花言葉の中に先駆者とありますが、これは、織田信長が家紋として用いていた所から来ているようです。

誕生花は01/15・01/16・01/21・02/01・02/02・02/04・02/05・02/09・02/17・02/19・02/22・12/15です。

生態はバラ科ボケ属の多年草です。

 

原産地は中国で、日本には平安時代にやってきて、今では本州から四国、九州にかけて栽培されたり自生したりしています。

草丈は2m~3mで、耐寒性・耐暑性共に強く出来ています。

 

現在ボケの品種は200種類以上存在していて、一重や八重咲きなど種類によって様々です。

カラーバリエーションは、白・赤・ピンク・紫など豊富にあります。

花は最初は淡い色ですが、徐々に濃い色に変化していき、グラデージョンが掛かっているのが特徴です。

ボケの栽培方法と剪定の時期について

ざっくりですが初心者さんにも分かりやすいように栽培方法と剪定について書いていきますね!

【栽培方法】

①土は市販のものをそのまま使っても良いですが、そこに赤玉土5鹿沼土3腐葉土2を混ぜて使うのも良いですよ!

 

②植え付けの時期は9月下旬~11月頃がオススメです。

日当たり風通し水はけの良い場所で栽培してあげて下さいね。

 

③水やりは土が乾燥していたらたっぷり与えてあげて下さい。

特に夏場はよく乾燥するのでこまめに水を与える必要があります。

 

④ボケを栽培するにあたって特に気を付けなければいけないのは、病気と害虫です。

ボケが掛かる病気は「赤星病」と「根頭がん腫病」というものがあり、オレンジ色の斑点や変色が起こっている場合は、他の葉や花にうつらないように直ぐに摘み取ってあげて下さい。

害虫は、アブラムシ類やカイガラムシ類が寄生しやすいので毎度チェックしてあげましょう。

【剪定の時期】

剪定は4月下旬~5月頃がオススメです。

この時期は枝が良く伸びるので、剪定によって樹形を整えると良いそうです。

 

枯れた花がらを摘み取って、枝を1㎝くらいの長さで切っていき新しい芽を出させます。

ざっと書きましたが、栽培方法と剪定の時期についてはこんな感じです。

 

最初は慣れるまで難しいと感じるかも知れませんが、手間暇かけて育ててるうちに慣れてくるので大丈夫です!

是非ボケの栽培に興味がある方はチャレンジしてみてくださいね。

ボケについてのまとめ

今回はボケについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?

ガーデニングが趣味の方などは知ってる方も多いと思いますが、この記事を見て初めてこの植物を知った方も沢山いたのではないでしょうか。

 

個人的に、織田信長が家紋にしていたなど、意外とボケの歴史は長いんだなとびっくりしました。

まだまだ調べると面白い生態や雑学を発見できると思うので、皆さんも図鑑などをみて調べてみて下さいね。

ライターMISAKI