小さな子供だけでなく大人でも感染する恐れのあるアタマジラミ。

頭皮に寄生して強い痒みを引き起こすことで知られていますね。

 

そんなアタマジラミがどこから感染しているのかご存知でしょうか?

ドライヤーからでも移るのでしょうか?

今回はアタマジラミの生態や特徴、そして感染経路について紹介していきたいと思います。

アタマジラミってどんな虫?~生態と特徴について~

アタマジラミの生態は、昆虫綱咀顎目シラミ亜目の昆虫の総称です。

生息地は、東南アジア・太平洋諸島を初めとしてほぼ全世界に広く生息しており、日本でも全国に生息していると言われていますが、特に沖縄は感染率が高いと言われています。

 

アタマジラミは主に人間の頭皮に寄生して人間の血を吸って生活しています。

平均体長はオスは2mm~3mm、メスは2mm~4mm程度で、凄く小さいので目視で直ぐに発見するのは難しいとされています。

体の特長としましては、体つきは細長く平べったい形になっていて、体の色は灰白色や黒っぽいですが、血を吸った後は赤黒っぽくなります。

 

腹部は大きく、頭部や胸部は小さく羽は持っていません。

口器は吸血しやすい構造になっており3本の鋭い吻針となり、それを頭皮に突き刺して血を吸います。吸血する時以外は口器は頭の中に引っ込んでいるみたいです。

オスメス関係なく、幼虫から成虫まで人間の血を吸って生活しています。

 

3対の脚末端にはよく発達した爪が各1本あり、ダニやノミのように読んだり跳ねたりはしません。

アタマジラミの卵は7日~10日程で孵化し、幼虫と成虫の見た目の違いはあまりありません。

これは危険?おぞましき寄生虫たちの恐怖!

繁殖能力が非常に強く、一日に約5個~6個程の卵を産むとされています。

一日のうちに産む卵の数が多いので、一ヵ月で表すと合計150個~200個は卵を産んでいる事になります。

 

孵化した幼虫は何度かの脱皮を繰り返しながら2週間~3週間程度で成虫になります。

湿度や温度によって変わって来るそうですが、アタマジラミは2~3日血を吸わないと餓死するんだそうです。

 

ただ人間の頭皮に寄生してる間は餓死する事も無く、むしろ放っておくとどんどん卵を産むので早期発見して退治するようにしてください。

アタマジラミはたった一匹見逃しただけで、またそこから驚異的なスピードで繁殖していくので徹底して退治しなければいけません。

アタマジラミの平均寿命は30日~45日とされています。

ドライヤーからも移るのか?アタマジラミの感染経路~アタマジラミの雑学~

アタマジラミの発生時期は6月頃から夏にかけてが多く、よく知られている感染経路は帽子・くし・タオル・ヘアブラシ・寝具・まくら・シーツ・ベッド・スカーフ・マフラー・体育マット・給食用帽子などが挙げられています。

他にも、髪が触れ合う混雑した電車やバスの中などでも感染する場合があります。

主に子供が感染するケースが多く、夏になると水泳の授業などがあるので学校で検査が行われる事もありますね。

 

感染するのは髪から髪に移るので、ドライヤーなどからは移らないとされています。

むしろドライヤーの熱風で多少ですが、アタマジラミを駆除出来ると言われています☆

これは危険?おぞましき寄生虫たちの恐怖!

アタマジラミの予防法としましては、直接髪が触れ合う事や物を避けるのが一番の予防法です。

感染してしまうと強い痒みが出て、最悪掻き過ぎて頭皮を傷つけてしまう恐れがあるので、少しでもおかしいと思ったら直ぐに病院で診てもらいましょう。

アタマジラミについてのまとめ

今回はアタマジラミについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?

アタマジラミが見つかったら毎日シャンプーをして、櫛でこまめに髪をとかして、駆除薬剤などを使うのも良いですよ♪

アタマジラミの痒みはかなり辛いみたいなので、感染しないように気を付けましょう…。

ライターMISAKI

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