日本に生息するアシナガバチは11種類。
スズメバチに比べて攻撃性はありませんが、それでもスズメバチに次いで被害の多いハチでもあります。
巣を強く刺激したり、ハチを素手で触るようなことがあれば確実に攻撃してきて、刺します。
そのことによるアナフィラキシーショックによって死亡してしまうということは、ゼロではないのです。
ヤマトアシナガバチの特徴
ヤマトアシナガバチの体長はメスが15~18㎜でオスが13~15㎜です。
中胸側面が2区画に区切られることで大型種とは区別される中型のアシナガバチで、黒色の中胸背板に1~2対の黄色い明瞭な縦帯状の斑紋を持ちます。
木の葉の裏や細い枝に小さな巣を造り、繭の蓋は黄色から黄緑色をしています。
近づいて見ると、黄緑色はかなり鮮やかでまるで人工的に色を付けたかのような時もあります。
平地に生息していて、時には人家の軒下、壁にも巣を造ることがあります。
朝鮮半島、中国北東部に分布し、日本では本州、四国、九州に生息しています。
ある時期までは日本の平地で多く見られる主でしたが、近年では全国的に減少傾向にあり、唯一
沖縄では現在も普通に見ることが出来ると言われています。
ヤマトアシナガバチの危険性
ヤマトアシナガバチはアシナガバチの中でも攻撃性はかなり低く、めったに人を刺すようなことはありません。
ですから、比較的安全なアシナガバチと言えるでしょう。
(ライター ナオ)