触っても丸まらないのがワラジムシ、触ると丸くなるのがダンゴムシ。

昔はダンゴムシを見つけたら当たり!などと言いながらよく遊んだものです。

今回はそんな「はずれ」のワラジムシ+αのお話です。

ワラジムシとダンゴムシの違い

冒頭にも書きましたが、ダンゴムシとワラジムシの違いは触った時に丸まるか、丸まらないかで簡単に区別がつきます。

しかし、それ以外にも分類上ではの違いがありますし、よく観察すると見た目の光沢や形状や動きも違います。

動きはワラジムシの方が素早く、ダンゴムシはゆっくりとしています。

また、ワラジムシは反り返ることが出来ますが、ダンゴムシはできませんし、尾肢もワラジムシの方が発達しています。

「ダンゴムシ」と「ワラジムシ」の違いって?

ワラジムシの特徴

ワラジムシは甲殻鋼ワラジムシ目ワラジムシ亜目ワラジムシ科に分類される動物です。

昆虫ではなく、エビやカニの仲間です。

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種としてのワラジムシの体長は12㎜程度。

人家周辺や石の下、草の間の地面に普通に見られます。

 

体は灰色がかった褐色で上から見ると楕円形。背中はなだらかに盛り上がり扁平です。

体は頭部と胸部、腹部に分かれていて、頭部からはやや発達した触覚が伸びています。

胸部は体の8割ほどを占め、7対の体節と付属肢が確認できます。

 

胸部は幅が狭く、末端には尾肢が一対、短い角のように突き出ています。

ヨーロッパ原産で世界各地に広がっていて、日本では本州中部以北、および沖縄に生息しています。

ワラジムシの生態

ワラジムシは普段、枯葉や苔などの植物を食べています。

短い手足を器用に使って落ち葉などを掴みながらモグモグと食べ、糞は自然界の微生物によって分解されます。

 

天敵は両生類、爬虫類、鳥類の他、昆虫類などにも食べられてしまいます。

発生時期は3~11月。

 

さて、ダンゴムシの中には浜辺に生息しているハマダンゴムシという種類のダンゴムシがいます。

浜辺や海辺でダンゴムシやワラジムシにとてもよく似た生き物にフナムシがいます。

もともと、ワラジムシとダンゴムシは、このフナムシが進化したものと考えられているのですが、フナムシとは一体どんな生き物なのでしょう。

フナムシの特徴

フナムシは甲殻類等脚目フナムシ科に分類される動物です。

熱帯から温帯の海岸に広く分布する代表的な海岸動物で、日本にはLigia exoticaという種類が生息し、フナムシと言われます。

体長は最大5㎝程で等脚類の中でも大型。

 

体から上部分はまるで押しつぶしたように平たく、多くの節に分かれています。

各節には全部で7対の歩脚があり、頭部には長い触角と大きな複眼があり、尾部には2つに枝分かれした尾脚が1対あります。

 

背中側の体色は鈍い光沢のある黒色で、淡黄色のまだら模様があるものや、褐色の縁取りがあるもの等がいます。

動きがとても敏捷で、人間や大型の動物が現れると一目散に岩石の陰に逃げ込むので、捕獲するのはとても難しい生き物です。

通常は海に入ることはありませんが、万が一海水がかかったり、落ちた場合でも一時的には泳ぐことが出来ます。しかし、長時間泳ぐことはできません。

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フナムシの生態

食性は雑食性で藻類や生物の死骸など様々なものを食し、海岸の掃除役としての役割もあります。

天敵はイワガニやアカテガニ、イソヒヨドリ、シギ、チドリ類などで、海に落ちた場合には魚にも捕食されます。

メスは腹部に保育嚢も持ち、ここで卵を保護します。

 

卵は初め透き通った橙色をしていますが、徐々に黒ずんできます。

孵化した後の幼体は成体と同じ体型をしていて、孵化後もしばらくはメスの保育嚢に掴まって生活をします

以上、ダンゴムシに間違える生き物、ワラジムシとフナムシについてでした。

(ライター ナオ)

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