皆さんはブヨに刺された経験はありますか?
キャンプや登山が趣味の方は一度は経験あるかも知れませんね。
ブヨは、昆虫界の吸血鬼といわれるくらい、やっかいな虫なんです…。
今回はそんなブヨの生態や、活動期間について詳しく紹介していきたいと思います!
昆虫界最強の吸血鬼!ブヨの生態とは一体?!
まずブヨの呼び名ですが関東と関西では呼び方が違うんですね!
関東ではそのままブヨと言うみたいですが、関西ではブトという名で通っているみたいです。
他にもブユと言われたり、地域によって呼び名が変わって来るんですね。
ブヨはハエ目カ亜目ブユ科に属する昆虫です。
人間や哺乳類など、とにかくどんなものからでも血を吸う虫です。
吸血鬼というあだ名が付くのもうなずけますね…。
生息域は、北海道・本州・四国・九州・南西諸島など広く分布しています。
主に生息する場所は、山沿いの草むらや小川や渓流などで生活しています。
ちなみにブヨは綺麗で清潔な水を好むため、ブヨが生息する川の水などは綺麗な事が多いです。
体長は約3mm~5mmくらいで、透明な羽を持っています。
体色は黄色味がかかった黒色で、手足や腹部に黒色と黄色の縞模様があります。
パッと見た感じはハエに似てますが、ハエよりも体格は小さく少し丸みを帯びているのが特徴です。
ブヨは昼行性で、集団行動をする習性があります。
上記に哺乳類の血を吸うと書きましたが、哺乳類から血を吸うのはメスだけみたいです。
ブヨが血を吸うときは、皮膚を引き裂き麻酔成分が入った液を注入して血を吸います。
なので刺されても気付かない人が多く、症状が出始めてようやく気付く感じです。
ブヨに刺されると、早くて半日後に赤く腫れだし、痛みや痒みを伴う症状が出ます。
酷い場合は水ぶくれや膿が溜まるなどの症状がでる事もあるようです…。
ブヨは毒を持っているので刺された時に悪化しないための応急処置を紹介しておきますね。
①刺された場所を綺麗な水で洗い、傷口をつまんで毒を出し切ります。
②そのあとは冷水や氷で冷やしたり、軟膏を塗るなどして、痒くなっても掻かないように気をつけて下さい。
毒を出す時は激しい痛みが伴うと言われていますが、ここでの処置がその後悪化するかどうかに掛かってくるので、そこは我慢しましょう!
ブヨの活動期間とは?~ブヨの雑学~
ブヨの活動期間は3月~9月頃、特に活発なのは春から夏に掛けてだそうです!
地域によっては秋ごろまで活動するものもいるみたいなので、気が抜けませんね。
気温で表すと、20℃前後が活発に行動しやすいようで、夏でも朝や夕方などは要注意ですね。
梅雨の時期なんかはブヨにとっては最高の時期で活動しやすいそうです。
そもそもなぜ人や哺乳類の血を吸うかと言うと、メスが産卵するために必要なたんぱく質や栄養素を取り入れる為なんだそうです。
ブヨが活発に活動する時期にバーベキューや登山など、山に近寄る事がある方は服装などを工夫し、刺されないように気を付けてくださいね。
ブヨには虫よけスプレーなどが効かないらしいので、刺された場合は運が悪かったと思うしかありません…。
ブヨについてのまとめ
今回はブヨについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?
私は刺されたことが無いのですが、友人が刺された事があり見せてもらうとそれはそれは、かなり痛々しかったのを覚えています。
最初の応急処置によって回復期が変わって来るみたいですが、あまりに酷い状態だと完治するのに何カ月もかかる方もいるみたいですよ!
しかも体格が小柄なので刺されてる瞬間に気付きにくいのも難点ですよね。
くれぐれもブヨにはお気を付け下さい。
ライター MISAKI