キャンプやハイキングや登山など、緑がたくさんある場所での楽しみ方はたくさんありますね。
緑の多い場所はマイナスイオンもたくさんあり、パワーをもらって癒されますが、注意しなければいけないこともたくさんあります。
今回は「ブヨ」です。
ブヨに刺されてしまった時の処置方法と、ブヨに刺されないための対策を紹介していきたいと思います。
ブヨとは?
ブヨは、関東地方では「ブヨ」、関西地方では「ブト」などと呼ばれている蝿の仲間です。
体長2~5mmで、蝿より小さめです。
全国各地の森林や山、川のある場所に生息しています。
雪の降る真冬以外、1年中活動しています。
3~9月の春~夏にかけて最も活発になります。
一日のうちでは、気温が低い朝夕に動き回ります。
ブヨは蝿の仲間ですが、蚊のように吸血性があります。
ブヨは蚊のように刺すのではなく、皮膚に噛み付いて血を吸います。
ブヨが噛み付いて血を吸っている時間は1~2分と長いのですが、噛み付かれていても痛みを感じることはありません。
ブヨはメスのみが噛みます。
ブヨに刺されたときの症状
ブヨに刺された場合は、時間が経つにつれてだんだん痒くなってきます。
大体ブヨに刺されてから数時間程経つと痒みが出てきます。
そして、ブヨに噛まれたところは赤く腫れます。
酷い人は水ぶくれになることもあるとか。
ブヨは蚊よりも毒素が強いので、刺されたところが腫れあがったり、強烈な痒みに襲われたりします。
ブヨに刺された際の最も酷い症状は、頭痛や発熱の症状が現れたり、アナフィラキシーショックを起こして呼吸困難になったりすることです。
ブヨに刺された場所が30箇所以上ある場合は命が危ないといわれています。
ブヨに刺されたときの処置
ブヨに刺されたら、まず毒を出しましょう。
刺された直後は効果があります。
その後、消毒をして薬を塗りましょう。
ブヨに刺されると、とっても痒いです!
ですが、絶対に掻きむしってはいけません!!
ブヨに刺されたところを冷やしてしまうと痒みが増してしまうので、冷やさないように注意しましょう。
普通の虫刺され薬では効かないことがあります。
ブヨに刺された場合の虫刺され用の薬は「ステロイド系外用薬」が良いです。
市販薬では、ムヒアルファEXやベトネベート軟膏がおすすめです。
ブヨに刺された時はたいてい10日ぐらいで症状が治まりますが、病院を受診した方がいい場合もあります。
病院を受診したほうがいい症状は、市販の薬の効果が無い場合、痒みがいつまでも続く場合、腫れがひどい場合、痒みに耐えられずに掻きむしってしまって皮膚が炎症を起こしてしまった場合です。
早めに病院を受診し、適切な処置をしてもらいましょう。
病院では症状にあわせて、塗り薬や内服薬などが処方されます。
ブヨに刺されない対策
キャンプや登山に行く際は、肌を出さないようにしましょう。
長そで長ズボンの服装は基本ですね。
その他に、手袋をしたり厚手の靴下を履いたりして、肌を露出しないように注意しましょう。
ブヨは暗色系の色が好きなので、黒や紺色の服装は避けましょう。
黄色やオレンジの服装はブヨに刺されにくいそうですよ。
ブヨ専用の虫除けスプレーは良いですが、市販の虫除けスプレーはあまり効果がありません。
ブヨに効く蚊取り線香もあります。
ブヨの虫刺されについてのまとめ
昔からブヨに刺されたら厄介だ・・・と言われていましたが、ブヨに刺されたら本当に痒いですよね。
田舎のおばーちゃんの家なんかに行ったら、刺されることもありました。
ブヨは緑が多い公園などにも現れることもあります。
ブヨに刺されたら、掻かないことが一番です。
掻きむしらずに素早く対処をしましょう。
(ライター 雲呑)