苦味があって黄色い実をした銀杏。

寒くなってくると銀杏の季節がやってきますね。

 

そんな銀杏ですが、銀杏が皮膚に触れると痒くなったりする症状が現れる人がいるそうです。

それを「銀杏かぶれ」と言うそうですが、「銀杏かぶれ」のことを知っていますか?

ここでは「銀杏かぶれ」についてまとめてみました。

銀杏とは?

世界古来の樹木の一つと言われているイチョウの木。

このイチョウの種が「銀杏」です。

秋になるとイチョウの木が色づいてきて銀杏がなります。

イチョウの木の下を散歩していると、落ちている銀杏を踏むことがあります。

 

これがめちゃくちゃ臭いんですねー。

銀杏は動物から食べられないようにするために臭いのだそうです。

 

銀杏には殻が付いています。

この殻を割って食べます。

銀杏は1.5センチぐらいの大きさで、楕円形の形をしています。

 

銀杏は黄色がかった緑色をしています。

銀杏は炒ったり茹でたりして食べることも出来ます。

 

銀杏には独特の苦味と臭いがあるので、好き嫌いが分かれます。

私は銀杏が苦手なので除けますが(笑)茶碗蒸しの下の方によく入っていますよね。

 

ビールなどのお酒にもよく合います。

銀杏にはデンプンがたくさん含まれているので、モチモチホクホクの食感です。

銀杏かぶれとは?

銀杏にはアレルギー物質が含まれています。

そのアレルギー物質を「ギンゴール酸」といいます。

このギンコール酸は皮膚がかぶれる症状を引き起こします。

これを「銀杏かぶれ」といいます。

 

他に、銀杏皮膚炎や銀杏アレルギーともいいます。

銀杏かぶれの症状はとても強いです。

 

手や指、腕、顔など銀杏が触れた皮膚に現れます。

赤みが出て腫れ、発疹ができます。

 

ひどい場合は水泡ができます。

そしてとっても痒いんです。

 

銀杏に触れた後に症状がでますが、1~2日後に症状が出る場合もあります。

銀杏でかぶれる人は漆でもかぶれる可能性があるそうなので、注意しておきましょう。

 

漆でかぶれる人も銀杏には注意が必要です。

果物のマンゴーは漆の仲間なので、気をつけておいてくださいね。

銀杏かぶれの治療は?

銀杏でかぶれると皮膚がとっても痒くなります。

でも決して掻いてはいけません!

 

痒いところを掻いた手で痒くない皮膚を触ってしまったら、掻いた手や爪から痒みが移り、痒くなかった皮膚まで痒くなってしまいます。

ですので、絶対に掻いてはいけませんよ!

 

まず、被れた部分を石鹸で綺麗に洗いましょう。

痒みに耐えられず掻いてしまった場合は手や爪も綺麗に洗いましょう。

 

そして皮膚科を受診しましょう。

銀杏かぶれは症状が強いので、治るまでに時間がかかります。

皮膚科の診察をすぐに受けて適切な対処を行いましょう。

 

銀杏かぶれには飲み薬や塗り薬が処方されます。

症状がとてもひどい場合は点滴をしたり、入院をする場合もあるそうです。

銀杏で死ぬ?

銀杏は食べ過ぎると命の危険があるそうです。

特に小さな子どもは注意しなければいけません。

過去には死亡した事例もあります。

 

銀杏を過剰に摂取すると、銀杏に含まれる成分が働いて銀杏中毒になります。

痙攣や嘔吐、意識障害などの症状がでるそうです。

銀杏の過剰摂取は危険なので、食べるときは程ほどにしておきましょう。

銀杏かぶれになった人は、銀杏を食べることは控えましょうね。

銀杏かぶれについてまとめ

銀杏かぶれについてご紹介してきましたがいかがでしたか?

私はそもそも銀杏の臭いも味も、というか銀杏自体が嫌いです。

 

ですので、銀杏に触ることがないので銀杏かぶれについては知りませんでした。

1度銀杏にかぶれてしまった人は、次に銀杏にかぶれた際は症状がひどくなるといわれています。

1度銀杏にかぶれた人は、銀杏に触らないことが一番です!

銀杏がなる時期のイチョウの木には近づかないようにしましょう。

(ライター 雲呑)