家の中に侵入してくる茶色いアリとしてヒメアリやイエヒメアリは有名です。

2種類のアリについて詳しくお話していきます。

ヒメアリの特徴

ヒメアリは膜翅目アリ科の昆虫で1.5㎜ほどの極小のアリです。

頭部と胸部が黄褐色で、腹部が黒褐色をしています。

 

日本の固有種で関東地方以南の日当たりの良い場所の石の下や枯れた草木の芯に穴を開けて巣を作っています。

餌を求めて屋内に侵入し、砂糖、菓子、油、チーズなどの食品に群がり被害を与えます。

 

どちらかというと甘いものよりも肉や油を好み、オリーブオイルを原料とした石鹸なども齧る様子が報告されています。

また、人体にも這い上がって乳幼児などの柔らかい皮膚を刺すこともあり、痕は赤く小さく腫れあがります。

 

本来は家の周りの自然環境に生息していますが、たまたま屋内に侵入してしまうことがあり、その場合はフェロモンを巻きながら列を作って集団移動するのがとても厄介です。

特に狭い隙間を好み、電子機器などの内部を好んだりすることが報告されています。

イエヒメアリの特徴

イエヒメアリは体長2~25㎜の黄色から赤褐色をしているアリです。

世界で最も有名な家屋害虫の1つでエジプトが原産。

 

古代から貨物などの移動によって全世界に拡大が広がっていますが、寒冷な地方では越冬が出来ず、日本では関西から九州にかけて分布しています。しかし最近では関東地方でも越冬出来る個体が発見され、マンションや高層ビルに棲みつくようになって大きな被害を引き起こしています。

 

イエヒメアリの特徴は1つの巣の中に多数の嬢王アリがおり、常時卵を産んで短期間で爆発的に繁殖して数万匹にも達することです。

例えば数階建てのマンションなどに侵入すると2~3年で前室に広がってしまいますし、室内の肉、チーズ、バター、パンなどを片っ端から食害したり、衣類に穴を開けうrこともあります。

 

例え見えているアリを殺虫剤で駆除した所で、巣穴には何万匹という働きアリがいるので、次々と若手が出てきてしまい、絶滅させることができません。

アメリカではあまりの被害で家主との間で訴訟沙汰になった例があったり、立てもmのそのものを放棄する例もあるのだそうです。

ヒメアリとイエヒメアリの違い

ヒメアリとイエヒメアリの違いは体の微妙な大きさの違いと色、そして生息場所にあります。

まずイエヒメアリの方がヒメアリよりも若干大きめです。

 

ヒメアリの腹部は明らかに真っ黒なのに対してイエヒメアリの方は若干茶色っぽくなっているだけ。

生息場所に関してもヒメアリは野外が生息場所ですが、イエヒメアリはもともと家屋へ浸入することを好んでいる種類です。

ヒメアリとイエヒメアリの侵入と対策

どちらのアリも家の中に侵入してしまっては駆除が困難です。

室内に現れる主な原因としては3つほど挙げられます。

 

1つは壁に穴があるか、サッシに隙間があること。

そして外の植物の植木鉢を室内に取り込んだこと、外に出してあった古い段ボールや新聞紙などを室内に取り込んだことです。

 

特にマンションなどの場合は植物の取り込みが原因と考えられる被害が多発しています。

体長の小さなヒメアリやイエヒメアリは植木鉢の土に巣を作っているケースがよくあり、越冬のために室内に入れておいた植木鉢から春になって暖かくなった頃に部屋中に大発生したというケースもよくあるのだそうです。

 

対策としては壁の穴やサッシの隙間はふさぐということ、植木鉢を中に入れる際には熱湯を土にかけること、外に置きっぱなしの段ボールなどは室内に入れないこと、床などの食べこぼしは放置しないということ、砂糖は必ず密閉するということです。

(ライター ナオ)