最近のトイレはほとんどが水洗ですが、汲み取り式の場合は様々な虫が湧いていたことが想像できます。

しかも、水洗トイレになったからと言って必ずしも虫の存在が全くなくなったということにはならず、相変わらずトイレに虫が発生することはあります。

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そんな、トイレに自然に湧いてくる虫たちについてまとめてみました。

オオチョウバエ

オオチョウバエは体長が3~5㎜の灰黒色をしたハエです。

日本全国に分布しますが北海道では生息数が少ないと言われています。

 

元来は熱帯系の昆虫で、日本には比較的近年侵入してきた種類。

体表及び翅全体に長毛を密生します。

 

翅端に8個の白斑があり、幼虫は褐色、頭部を除く全節背面には背硬板がついていて、成熟すると体長は10㎜余になります。

蛹は暗褐色、体長は5~7㎜です。

 

排水管や汚水、下水、ユニットバスの浴槽下部にたまった汚泥などから多数発生し、屋内を飛来して不快感や不潔感を与えます。

吸血や伝染病の媒介などの被害はありませんが、発生場所が不潔なので食品などに混入した場合には微生物汚染が心配されます。

また、幼虫が体内に迷入した事例も報告されています。

ホシチョウバエ

ホシチョウバエは体長が1.3~2㎜程度で日本全土に分布している灰色のハエです。

触角は15節からなり、各節にY字状の間隔網があるのが特徴です。

 

成虫は一生のうちに約100個の卵を産むといわれていて、成虫の出現時期は4~12月。

暖かい建物内屋地下などでは一年を通して見かけます。

 

主に夜間に活動し、トイレや厨房、ふろ場等湿度の高い暗所に群がって灯日にも良く集まることが知られています。

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食品工場などでは水回りの精巣が行き届いておらず、排水溝や機械の脚周り、配管内で発生したものが製品に付着したり、異物混入になることがあります。

一般家庭ではトイレの壁に付着したり、浴槽で溺死したり等不快感を与えることもしばしば。

幼虫が人の消火器や気道、泌尿生殖器などに迷入してハエ症を引き起こした例もあります。

シミ

シミは体長が8~10㎜程度。全体が銀色をしていて、英語ではシルバーフィッシュなどとしゃれた呼ばれ方をします。しかし、そんな名前とは裏腹に見た目は結構グロテスク。

体は扁平でダンゴムシを潰したような形。

 

頭部と尻部には触覚が伸びているのが特徴です。

動きが素早く、その形から狭い所に入り込むのが得意で、紙くずや布が好物です。

健康への影響は特になく、攻撃性もないのでそれほど慌てる必要はないのですが、気持ち悪い事には間違いありません。

アメリカミズアブ

アメリカミズアブはハエ目ミズアブ科に分類され昆虫です。

5月頃から大量発生する害虫で、体長は15~20㎜。体色は黒色で翅も半透明の黒色デス。

 

触角は長く、腹部には2つの白紋があり、胸部側縁も白い微毛で薄く縁取られています。

複眼はメタリックグリーンにメタリックパープルの細長い楕円がいくつも並んだような状態。

 

原産地は北米、中米ですが大陸間運輸活動に付随して世界各地に分布を拡大していて、日本には1950年頃に侵入し、本州、四国、九州、沖縄本島、宮古島、石垣島、西表島、父島で自然繁殖しています。

 

浄化槽などで発生した場合はマンホールの隙間などの出口がないと、配管を伝って這い上がり、トイレの便器の中に出てくることがあるのです。

水洗トイレになる以前はトイレ周辺でよく見かけられたので便所バエと呼ばれていたこともあるようです。

トイレに湧く虫のまとめ

今回ご紹介した4種類が主にトイレに湧く虫。

トイレで虫を見かけたら、どの種類の虫化を見極め、適切な駆除方法を退治する必要があります。

何より、常に清潔を心がけ、虫が湧かないような環境を作ることも必要です。

(ライター ナオ)

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