虎も寅も両方とも読み方はトラ。

両者の明確な違いをご存知ですか?

今回は虎と寅に違いについてのお話です。

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虎と寅

簡単に言ってしまえば虎は動物のトラ、寅は十二支等で使われる方角を表す記号です。

虎の字は象形文字で、動物のトラの様子からきています。

トラはご存知のようにネコ科の哺乳類。ライオンと並ぶ大型の猛獣です。

体長は2mほどになり、全身黄褐色で黒い横縞が入り、シカ、イノシシなどを捕食します。

また、酒に酔って言動が荒くなった人や酔っ払いのことを虎ということもあります。

 

たけだけしく勇気のある事の例えだったり、乱暴で悪いことの例えとして使うこともあります。

野球好きとしては、外せないのが阪神タイガーズの存在。阪神タイガースのシンボルマークも虎ですし、そもそも阪神タイガース自体を虎と呼ぶこともあります。

つまり、虎は動物のトラのイメージから派生した色々なことに使われている言葉なのです。

寅の字は十二支のひとつ。

日本の名画、渥美清演じる男はつらいよのフーテンの寅さんでも使われていました。

 

寅の月といえば、旧暦の1月、新暦ではおおむね2月になります。

寅の刻は午前四時を中心とする約2時間で、寅の方というと東北東よりやや北よりの方角を指します。

 

また、十二支は現在動物で表現されることが多いのですが、かつては植物の成長過程を表現していたこともあるようで、寅というのは植物が発芽してすくすく伸び始める段階を指す言葉でもあったようです。

「虎」にまつわるエトセトラ

虎の字が入った諺や慣用句は沢山ありますが、そのうちのいくつかをご紹介したいと思います。

多くの場合「強いもの」や「何より恐ろしいもの」の代表として使われることの多い虎の字です。

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有名なところだと、実力者の威光を借りていばることを「虎の威を借る狐」といったり、虎が獲物を狙って身構え、鋭く見つめる様子から転じた静かに機会を伺い、隙あらば付け入ろうとする様子を「虎視眈々」と言ったりします。

また、ただでさえ強いものが更に威力をつけることを「虎に翼」と言い、危険なものを放置することや災いの元となることを絶つことを怠り、後に起こる大事の原因を作ってしまうことを「虎を野に放つ」と言ったりもします。

 

「トラを描きて狗に類す」は見事なトラを描こうとしてくだらない犬の絵になってしまうことから、凡人が優れた人のまねをして軽薄になってしまうことや立派過ぎる者や大きすぎるものを求めたがために失敗したことの例えに使われます。

「寅」にまつわるエトセトラ

寅年現象という言葉を知っているでしょうか?

これは寅年の参議院議員通常選挙において、投票率が上昇する現象です。

寅年は参議院選挙が行われ、統一地方選挙を1年後に控える年です。

 

1947年に参院選と統一地方腺が同じ年に行われて以降、統一地方選挙は4年に一度、参議院選挙は3年に一度行われています。

12年に一度行われる翌年に統一地方選挙を控える参議院選挙は自分と距離の近い人物が参議院議員になる可能性がある為、力を入れて運動をすることになり、投票率が上昇すると言われているのです。

 

これは、政治の分野で寅の文字が使われる珍しい言葉でもあります。

また、寅の日は12日ごとに巡ってくる吉日のこと。

 

寅の日に財布を買うと、出て行ったお金を呼び戻してくれるというゲン担ぎもあるほどです。

吉日の中でも最も金運に円がある日で金運招来日ともいわれています。

 

ちなみに2017年12月の寅の日は5日、17日、29日のです。

財布を買う予定のある方は、この日に買ってみるのも良いかもしれません。

虎と寅のまとめ

虎は動物のトラを表すときに使われ、寅は時刻や方角を表す時に使われる。

(ライター ナオ)

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