しっぽをちょん切っても再生することのできるイモリ。
再生できるので不死身なのかもしれません。
イモリには寿命があるのでしょうか。
イモリは日本国内で3種類生息しています。
その中の「アカハライモリ」について調べてみたいと思います。
アカハライモリとは?
アカハライモリとは両生類でイモリの仲間です。
日本でイモリと言えばアカハライモリを指すことが多く、別名で「ニホンイモリ(日本井守)」と呼ばれたりします。
略して「アカハラ」と呼ばれることもあるそうです。
和名である「井守」は、井戸を守ってくれるという意味や、田んぼを井として、田を守るという意味があるそうです。
そしてアカハライモリはお腹が赤いのが特徴なので、「赤腹(アカハラ)」と付いています。
日本では本州・四国・九州に生息しています。
対馬や大隅諸島には生息していません。
アカハライモリの生態
アカハライモリの全長は10センチ程度で、体重は3~5グラムぐらいです。
皮膚がザラザラしています。
生息地などで色は変わりますが、基本的に背中は黒や褐色で、名前の通りお腹は赤色で、黒い斑点もあります。
このお腹の赤色と黒い斑点は毒を持っていることを現しています。
アカハライモリは体を反らし、敵にお腹を見せ付けたりすることもあります。
アカハライモリは”テトロドトキシン”というフグと同じ弱めの毒を持っています。
きちんと手洗いをすればアカハライモリを触っても何の問題もありません。
ですが、アカハライモリを触った後の手で目などを触ると、痛みや炎症が起こります。
ひどい場合はショック状態になり、呼吸困難になったりして危険です。
アカハライモリを触った際は必ず手洗いをしましょう。
アカハライモリは水が綺麗な田んぼや池、川に生息しています。
警戒心が強いため、草の陰や水の底に潜んでいるのです。
冬は水の近くの落ち葉や石の下で冬眠します。
アカハライモリはミミズやカエルなど昆虫をたくさん食べます。
たくさんどころではなく、とってもとーっても大食いです。
田んぼに住むアカハライモリは害虫を食べてくれるので、お米農家さんは助かっているんですけどね。
アカハライモリは再生する!
イモリはしっぽが切れても、新しいしっぽをまた生やすことができるのは皆さん知っていますよね。
アカハライモリも同じで、再生能力があります。
その再生能力は非常に高く、しっぽを切られたらしっぽの骨まで再生しているのですよ。
腕や足を肩よりもっと上で切断したとしても、指先まで綺麗に再生します。
身体だけではなく、目のレンズも再生することができます。
アカハライモリは不死身なのか!?恐るべし。
アカハライモリの寿命
アカハライモリの平均寿命は20年でとっても寿命が長いです。
飼育下で最長25年生きたアカハライモリがいるそうです。
上手に飼育してあげると長ーく一緒にいられますよ。
アカハライモリを飼う!
アカハライモリは飼育がとても簡単だと言われています。
繁殖させることもできるそうです。
アカハライモリは長生きですので、ずっと一緒にいることができます。
アカハライモリを飼うことになったら、アカハライモリをじーっと眺めてみてください。
小さな足で歩く姿はとっても可愛くてホッコリします。
水の中を泳ぐ姿はとってもかっこよくて、心の癒しになってくれますよ。
アカハライモリについて まとめ
- アカハライモリはニホンイモリとも呼ばれ、日本固有のイモリです。
- アカハライモリは長生きで、平均寿命は20年です。
- アカハライモリはペットとして飼うことができ、飼育は比較的簡単です。
- アカハライモリは弱い毒を持っているので、アカハライモリを触ったときは必ず手を洗いましょう。
(ライター 雲呑)