アイビーは「ヘデラ」や「キヅタ」とも呼ばれて、観葉植物として親しまれている植物です。
成長速度が早いことやその成長の仕方から、建造物の壁を装飾するものとしても利用されています。
そのアイビーの特性から付けられた花言葉を紹介していきます。
アイビーの生態と特徴
アイビーは主にヨーロッパに多く自生しており、その他北アフリカや西アジアにも生息域が分布しています。
9月から12月が開花する時期ですが、一年を通して緑色の葉をつけているため観葉植物に向いていて、観葉植物の中でも人気の種類となっています。
葉の特性に加えて手入れの簡単さも人気の要因となっています。
その一つは寒さに非常に強いことです。
日本の本州、特に西日本太平洋側のような比較的暖かい気候の地域では、冬でも野外に放置して気温的には問題ありません。
他には、アイビーの生命力が強いためメンテナンスが容易なことです。
枯れにくい植物であり、水さえ与えていれば日当たりが悪くてもある程度はちゃんと育ってくれます。
しかしやはり基本的には日光の当たる場所に配置してあげるのが良いということは当然です。
長いツルを伸ばすように成長していくのでインテリアとしては、部屋の中で高さのある場所に置いて垂らすように飾るのがオシャレに見えるコツです。
よくあるのは本棚の上や棚の上に配置することで、無機質な空間を生き生きとさせる効果があります。
また部屋の中だけに限らず野外の壁に沿わして成長させることで、緑の、自然を感じることのできる外観を演出することも可能です。
実際色んな施設や一般家庭でも利用されています。
しかし注意が必要なことに一度びっしりとツルを這わしてしまうと取り除くのが困難になります。
ただ葉やツルをちぎっていくだけでは元の綺麗な状態に戻ることは少なく、跡が残ってしまったりひどい場合にはタイルなどを破壊してしまっていることもあります。
アイビーの強さはときに仇となってしまうこともあるのです。
アイビーの由来
アイビーの別名は「ヘデラ」です。ヘデラは学名でもあり、ギリシャ語でhedraと表記し「葉が密に生える」という意味や「座る」という意味を含んでいます。
アイビーが近くのものに、這うようにびっしり生える様子から付けられたものと考えられています。
誕生花
アイビーは1月21日の誕生花です。育てるのが簡単でインテリアとしても映える植物なので誕生日にプレゼントとしても喜ばれることでしょう。
花言葉
「永遠の愛」「誠実」「友情」「不滅」がアイビーの花言葉です。
さらに「結婚」という花言葉があることからも花嫁のブーケに用いられることが多いです。
基本的にはポジティブな意味で考えられていますが、アイビーの生命力の強さから「死んでも離れない」といった純粋に良い意味と捉えられないような花言葉も存在しています。
どんな相手に送るのがおすすめか
プレゼントとしてアイビーを贈るには、やはり恋人のようなとても大切な人に合っています。
「誠実」や「友情」という花言葉から、親しい仲の友人に贈るのも良いかと思われます。
花言葉から合っていると考えられる人物は上のような例が挙げられますが、単純に観賞用としても人気の植物なので、観葉植物が好きな人にも広くお勧めできます。
アイビーは結婚式の定番!インテリアとしても使える
アイビーの花言葉と言えばやはり愛を象徴したものなので結婚式でよく使用されていて、ブーケ以外にもテーブルなど様々な場所に飾られています。
きれいな緑色をしたものが多く部屋を鮮やかに彩ることができる植物なのです。
大切な人へのプレゼントや、自宅のインテリアとしても使えるので一般的にも人気があるのです。
ライター yuki1