皆さんはモミジとカエデを見分ける事が出来ますか?

形が良く似ているのでよっぽど詳しく無い限り同じ様に見えてしまいますね。

広島県民はモミジとカエデをよく目にするので見分けるのが得意だとか…。

 

確かに広島には名物のモミジ饅頭があるくらいですもんね!

今回はモミジとカエデについて紹介していきます。

モミジとカエデのそれぞれの特長や見分け方

まず初めに、基本的にモミジとカエデはどちらもカエデ科のカエデ属なので植物分類上では区別する事は無いみたいです。

なのでモミジもカエデも一括りにして『カエデ』と言うんだそうです。

でも一応見分け方はあるみたいなので簡単に説明しますね!

カエデ

カエデは葉の切込みが浅いのが特徴です。

カエデは蛙の手の形に似ている所からその名が付けられました。

地域によっては「かへるで」と言う事もあるようです。

葉の色は黄色・緑・紫・紅色などです。

 

カエデが紅色に変色するとモミジと呼ばれる事もあります。

ちなみに余談になりますが、英語名ではMaple(メープル)と言われています。

 

これは材木や樹液と言う意味があり、例えばMaple Syrup(メープルシロップ)はカエデの木から取られた蜜という意味です。

他にも、カナダの国旗に使われているデザインは「サトウカエデ」の葉をモデルに描かれています。

日本でも大昔からカエデが人の名前で使われたりしていますね。

モミジ

モミジはカエデと比べると葉の形が違い、葉の切込みが深いのが特徴です。

モミジの漢字名は紅葉(こうよう)と言われていますが、この理由としては葉の色が紅色に染まる事から来ているようです。

他にも葉の色によって黄葉(おうよう)・渇葉(かつよう)と言われる事もあります。

モミジと言えば、広島ではモミジ饅頭、関西ではモミジの天ぷらなど名物商品に使われる事が多い植物では無いでしょうか?

 

後は秋になると紅葉狩りや芸術作品にも使われたりしていますね。

カエデとモミジを見分けるのはやはり葉の形を見ると分かりやすいと思います!

しかしこうして同じ部類に属するカエデとモミジを別の物として区別するのは日本だけで海外ではどちらも「Maple」と言われているんだそうです。

モミジとカエデは何故色が変わるのか?海外でも見られる?

同じ木で育っても黄色や緑や紫や紅色など葉の色がそれぞれ異なる理由は、恐らく日差しの当たり具合や気候などに影響されて老化反応などが起こり色が変わるのでは無いかと言われています。

 

そのメカニズムはかなり複雑で詳しく説明すると長くなるので省きますが、興味がある方は是非調べてみて下さいね!

さてモミジやカエデの種類は128種類存在しています。

 

アジアでは良く見られて親しまれている植物ですが、アジア以外でもヨーロッパや北アフリカや北アメリカなどでも咲いているんだそうです。

特にカナダはHeritage Highway(ヘリテージ・ハイウェイ)と言われる800㎞にも及ぶ長い道があるのですが、そこは秋になると一面に綺麗な紅葉が咲き乱れて観光地としても有名なんだそうです!

 

日本ではこの道の事を「メープル街道」と呼んでいます。

写真で見るだけでもその美しさが伝わって来るので、紅葉の景色が好きな方にはオススメです。

個人的には紅葉がキレイに咲く国は、日本とカナダくらいかなと思います。

モミジとカエデについてのまとめ

今回はモミジとカエデについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?

遠目から見るだけでも十分綺麗ですが、手に取って葉の形や色を見て観察してみるのも面白いですよ。

どっちがモミジでどっちがカエデか分からなくなった時は、「カエデは蛙の手」と思いだして下さいね!

ライター MISAKI