皆さんは、『アルマジロトカゲ』という生物をご存知でしょうか?
日本じゃ見られることのないトカゲですが、モンスターハンターに出てきそうなくらいとてもカッコいい見た目をしているので、ご紹介させて頂きます!
アルマジロトカゲ?
アルマジロトカゲは、分類で見るとヨロイトカゲ科ヨロイトカゲ属です。
南アフリカ共和国の西部に生息している南アフリカ共和国の固有種です。
最大で、21cmなので小柄ではありますが、身体全体を堅い鱗が覆っています。
全身を覆う棘のような鱗は、その見た目から果物のドリアンみたいだと言われるそうです。
岩場などのある荒地に生息しており、昆虫などを食べて生きています。
岩場などでは外敵から身を守る術として、岩の隙間に逃げ込むか、名前の由来通りアルマジロのように尻尾を咥えて身体を丸める防御方法をとります。
そこが魅力的で、カッコよくも可愛い一面だと思います。
ペット?絶滅危惧種なアルマジロトカゲ
近年、ペットとして飼育の為にたくさん捕獲され、数が減少していることから、絶滅危惧種に指定されています。
日本で飼うには、10~30万円前後かかると言われているアルマジロトカゲは、なんと25年以上生きるそうです!長生きですよね!!
南アフリカで暮らすアルマジロトカゲは、昼に活動する生き物で南アフリカの特徴でもある日中はとても暑く、夜は寒いという環境にいる為に丈夫な生き物なので、飼育はそこまで難しくないそうです。主食はコオロギだそうなので、外にいるコオロギを餌としてあげてもいいでしょう。
また、南アフリカの岩場に生息しているということは乾燥地に生息しているので、水や餌などもあまりなくても生きられるということです。
ただ、希少価値の高く、絶滅危惧種になっていることから、ワシントン条約で輸出制限されています。
たまに、安価でアルマジロトカゲが流出していることがあるようですが、その場合は『密輸』の恐れもありますので、十分注意してください。
アルマジロトカゲの性格
アルマジロトカゲは、見た目はカッコいい上に強そうなのですが、温厚の性格です。
外敵へ自分から攻撃をすることはほとんどしないと言われています。
アルマジロトカゲの特徴である『丸まって外敵から身を守る』ということが、この温厚な性格を生み出した要因ではないかと考えられます。
外敵から攻撃を受ける・受けそうになったら、身体を丸めて防御するので俊敏さや外敵からの攻撃を受けると感じる点については過敏なのではないかと思います。
面白くて可愛いアルマジロトカゲ
アルマジロトカゲは、トカゲでは珍しく卵を産むくのではなく哺乳類と同じように出産をして繁殖します。
トカゲなどの爬虫類は卵で生まれることがほとんどですが、1度の出産で1~2匹を産むそうです。
ますます哺乳類のアルマジロみたいだなと感じられる一面が発見されましたね!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ペットとしても人気のあるアルマジロトカゲ、入手は困難な生き物で絶滅危惧種ではありますが、一度お目にかかって、あわよくばこの手に乗せて愛でてみたいですよね!
筆者は、今回アルマジロトカゲについて調べ、画像で拝見した際に心を打ちぬかれました。
動物園でもあまり見られることのないアルマジロトカゲですが、全国の動物園を調べれば会える場所もありますので、ぜひ調べて会いに行ってみてください!
(ライター:Teyo)