子供の頃小学校の校門の前で売っていた小さなゼニガメ。

親に何度もせがんだけれど、忙しかった両親は「すぐに死んじゃうから」という理由で結局飼わせてもらったことはありませんでした。

一度は憧れるゼニガメの飼育。

今回はそんなゼニガメについてまとめてみました。

ゼニガメって?

ゼニガメはもともとはクサガメやニホンイシガメの幼体のことを言います。

ニホンイシガメの生息数が少なくなった現在では一般に「ゼニガメ」の名前で出回っているものはほとんどがクサガメの幼体だそうです。

「ニホンイシガメ」の飼育について

クサガメの寿命ってどれくらい?

しかも、日本にもともと生息していたものではなく、大陸からの輸入が多いのだとか。

大陸から輸入されたクサガメに関しては体長が最大でも25㎝を超えるものはなく、日本にもともと生息していたクサガメは30㎝を超える大きさになるようです。

 

クサガメは日本や韓国、中国の池や川に自生している亀です。

顔の模様が草に似ているところから付けられた「草亀」という説と、敵に攻撃された時に臭腺から発する臭いからきた「臭亀」という2つの説があります。

クサガメの生態

クサガメは泳ぎが得意で、水の中を上手に泳いで移動します。

水底を這ってあるくニホンイシガメとは大きな違いです。

 

食性は肉食系寄りの雑食で、昆虫や甲殻類、貝や魚、水苔などを食します。

貝を好んで食べるメスは頭部分が大きくなるという報告もありますが、概ねメスの方がオスよりも大きくなるようです。

 

平野の流れの緩やかな河川や池にいることが多く、長いものでは20年という寿命があります。

「鶴は千年、亀は万年」と言いますが、さすがに万年は生きられなよう。

 

天気の良い日には外部の寄生虫を回避するために日の当たる場所で甲羅干しをします。

カメは変温動物なので、寒くなる冬には冬眠をします。クサガメは水中に潜ったまま、まるで死んでいるかのように春まで姿を現しません。

 

食事は完全にストップし、じっとして消火器などの粘膜から酸素を取り込み、半分仮死状態のまま冬眠します。

近年、ミシシッピアカミミガメの輸入によって野生化したミシシッピアカミミガメに生息場所を奪われつつあるクサガメは、ニホンイシガメと同じくその生息数が減っているのだそうです。

ゼニガメを飼おう!!

ゼニガメはどんどんと大きくなっていくので、育てる楽しみがあります。

また、おとなしく、人に懐きやすいのでペットとしては飼育しやすいというのが最大のポイントです。

ゼニガメの寿命ってどれくらい?

まずはカメを入れる水槽を用意します。

大きくなるにつれ、そのケースを大型にする必要がありますが、小さいサイズのうちはプラスチックの虫かごのようなもので大丈夫です。

 

大きくなったら衣装ケースなどを使って飼育するのが良いでしょう。

寒さに弱いので、25℃を下回らないようにした方が、常に活動的で元気な状態でいられます。

 

先にも書きましたが、甲羅干しをする習性があるので、陸地はしっかりと確保しなければなりません。

ケース内の空間を陸地と水辺にしっかりとわけ、亀たちが自由に行き来できるようにします。

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室内で飼っていて、直接日光に当てることができない場合はバスキングライトなどを準備しましょう。

スポットライトのように一部分当たる場所があれば、それが甲羅干しの変わりになります。

 

餌は小さい頃は煮干などを与えても良いですし、市販に亀の餌が売っていますので、そちらを利用すると良いでしょう。

カルシウム等、そのほかの栄養バランスに優れているので、亀たちを上手に成長させることができます。

 

水は頻繁にかえて、ケース内を清潔に保って上げることも必要です。

えさやりと水換えは忘れずに毎日しましょう。

まとめ

遠い日の憧れを思い出させてくれるゼニガメ。

大人になった今、ノスタルジックな気分に浸りながら、ゼニガメを飼って見るのも悪くないかもしれません。

皆さんもぜひいかがですか?

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