ゼニガメと言えば、某有名ゲームキャラクターのモデルにもなったので
パッと頭に出てくるのはあの姿かと思いますが、あんなに水色でもなければ目も大きくクリっとはしていません。まあ、見た目は至って普通の亀です!
亀の生態や寿命って意外と良く知らない方が多いのではないでしょうか?
と言う事で今回はゼニガメについて詳しく紹介していきたいと思います。
ゼニガメってどんな生き物?~生態や名前の由来や寿命~
ゼニガメと言う名前が付けられたのは甲羅の形が江戸時代の硬貨に似ていたので、「ゼニ(銭)ガメ」と名付けられました。
ゼニガメの本来の呼び名は「クサガメ」と言って、二ホンイシガイの子供です。
生息地は日本や韓国や中国などです。流れが穏やかな川や池で生活しています。
元々は外来種で江戸時代に朝鮮半島から日本に運び込まれて来たみたいです。
平均体長は13㎝~20㎝で、重さは200g~500gです。
甲羅や体の色は黒に近い灰色でメスはオスと比べて体や頭部が少し大きいのが特徴です。
ゼニガメでまれにかなり大きい個体がいますが、それらはほとんどがメスなんですよ!
基本的には昼行性ですが、気温が上がってくると暑さを避ける為に夏の間だけ夜行性になるものもいるみたいです。
食性は肉食性で普段食べているものは、魚・両生類・昆虫・甲殻類などを好んで食べます。
意外と噛む力が強いので甲殻類などの硬い獲物は噛み砕いて食べるんだそうです。
ゼニガメは4月頃くらいから繁殖期が始まり、6月は産卵ラッシュに入ります。
メスは交尾を行わなくても卵を産む事が出来ますが無精卵なので勿論何も産まれません。
単独行動を好む性質があるのでメスとオスは交尾の時だけ近づき、交尾を終えると直ぐに離れます。
メスはお腹に卵を宿すと食欲が増し良く食べるようになりますが、産卵が近づいてくるとほとんど食事を摂らず陸に上がっている事が増えます。
カメにも陣痛があるようで、いざ産まれてくるとなった時はかなりの激痛があるらしく涙を流したり落ち着きが無くなったりするみたいです。
そんな痛いのに耐えながら子供の為に穴を掘って産卵準備をするのを見ると、母の愛はどの生き物にも共通していますね!
一気に産卵するものもいますし、何回かに分けて産卵するものもいます。
大体一度に10~20個の卵を産みます。
産み終えると卵に土を掛けてあげて水の中に帰ります。
卵は2カ月程で孵化します。
ゼニガメの寿命は15年~20年、最長で40年生きた記録もあります。
ペットショップで簡単に手に入るけど飼育は少し大変?!~ゼニガメ雑学~
大体どこのペットショップに行ってもゼニガメは販売されていて、飼育も慣れるまでは大変でも
毎日のようにお世話をしていれば自然と慣れてくるので、そこまで大変と言うイメージは無いのですが…ゼニガメの少し厄介な所は脇の下から臭い匂いを出す事です。
冒頭にも書いた本来の呼び名であるクサガメはここから来てるみたいです。
何故臭い匂いを出すかと言うと、防衛反応が働いた時やストレスを感じている時に出すんだそうです!
飼い始めはゼニガメもストレスを感じるので、この激臭に飼い主も頭を抱えるかも知れませんが
そこは飼い主が耐えるしかない最初の試練です。
生活環境に慣れてくると匂いを出さなくなるみたいなので居心地の良い空間を事前に整えて置いてあげると良いでしょう!
ちなみにですが、ゼニガメ飼育一ヵ月に掛かる費用(エサ・電気・掃除用具etc…)は最低でも3万はいくみたいです。
ゼニガメ飼育を始めたい方はお財布事情と相談してから始める事をオススメします。
ゼニガメについてのまとめ
今回はゼニガメについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?
カメの生態は単純そうに見えて調べれば調べるほど奥深いです。
皆さんも是非観察してみて下さいね!
ライターMISAKI