皆さんが大っ嫌いなゴキブリ、家の中で見つけたら最悪ですよね。
ゴキブリの中でも、人の家の中に棲み付くのは「チャバネゴキブリ」です!
今回はチャバネゴキブリの特徴と見分け方について、チャバネゴキブリの生態と共に、詳しく紹介していきたいと思います。
チャバネゴキブリとは?
「チャバネゴキブリ(茶翅蜚蠊)」とは、昆虫綱ゴキブリ目チャバネゴキブリ科に属しているゴキブリです。
アメリカが原産といわれているチャバネゴキブリですが、世界中に生息していて、害虫として嫌われています。
日本で見られるゴキブリで、クロゴキブリと並んでのツートップになります。
飲食店や民家のキッチンなどで見られるのは、大抵チャバネゴキブリになります。
チャバネゴキブリの形態
チャバネゴキブリの大きさは、体長10~15ミリになります。
体の色は茶色です。
半透明の翅を持っていますが、飛ぶことはできません。
長い触角を2本持っています。
チャバネゴキブリは目がほとんど見えないので、この触覚で動く方向を決めたり、餌を察知したりします。
チャバネゴキブリの生態
チャバネゴキブリは夜行性です。
夜になるとエサを求めて活動を始めます。
チャバネゴキブリの食性は雑食になります。
ハエなどの小さな昆虫や人間の食べ物、髪の毛、糞など色々なものを食べます。
チャバネゴキブリは-5℃の所に24時間いると死んでしまいます。
ですので、暖かいところが好きです。
そして狭い場所を好みます。
キッチンはもちろん、床下、冷蔵庫やエアコンなどの家電製品の中などでも生活します。
チャバネは成長が早く、驚くほどすごい繁殖力を持っています。
チャバネゴキブリは生涯に卵鞘を生む回数が3~8回あります。
チャバネゴキブリの卵鞘1個の中にある卵の数は30~50個です。
そして、生涯出産する匹数は最大で合計320匹になるそうです。
メスは卵鞘をお尻にくっ付けて行動します。
卵鞘を生んでから20日ぐらい経つと孵化します。
孵化したチャバネゴキブリの赤ちゃんは、60~90日で成虫になります。
チャバネゴキブリの特徴と見分け方
ゴキブリは日本に50種類いるのですが、日本の家の中でよく見かけるゴキブリは「チャバネゴキブリ」と「クロゴキブリ」です。
この2匹の見分け方を紹介します。
チャバネゴキブリの大きさは15ミリで、茶色いです。
飛ぶことはできません。
暖かい場所(キッチンや家電製品の中など)で生活します。
クロゴキブリの大きさは30ミリで、黒色です。
飛ぶことができます。
湿っていてジメジメとしているところ(洗面台やお風呂場など)で生活します。
チャバネゴキブリの駆除方法
チャバネゴキブリは1匹いると100匹はいるというふうに言われています。
チャバネゴキブリは生息数が多いので、1匹ずつ殺虫剤で駆除していくわけにはいきません。
そこでチャバネゴキブリの駆除方法は、ゴキブリ専用の駆除剤を使うのが一番効果的です。
毒餌タイプのブラックキャップ、コンバットなどがあります。
冷蔵庫の奥やキッチンの周りなど、チャバネゴキブリが棲んでいそうなところに置いておきましょう。
チャバネゴキブリの特徴と見分け方について まとめ
チャバネゴキブリの特徴と見分け方について、チャバネゴキブリの生態と共に詳しく調べてきましたが、いかがでしたでしょうか?
チャバネゴキブリは寒いところでは生きていけないので、民家の暖かくて狭いところに棲み付いて生活します。
キッチンは暖かくて餌がたくさんあるので、チャバネゴキブリが大好きな場所です。
また、チャバネゴキブリの特徴と見分け方ですが、チャバネゴキブリは小さくて茶色の体色なので、見るとすぐにわかります。
(ライター 雲呑)