トラは誰しもが知っていて、テレビや動物園などで絶対に見た事のある動物ですね♪

ネコ科最大の大型肉食獣と言われていて、20世紀初頭には10万頭が生息していると言われていました。

しかし現在はそのころより少し減少しているそうですが、それでも結構な数のトラが生息しています。

余談ですが、トラの恐ろしさに怯えてサルが12匹一斉に心臓発作を起こして亡くなったというニュースなどもありますね…。恐るべしトラさん。

さて、トラの生態や天敵はどういったものなのでしょうか?

今回はトラの生態や特徴、そして天敵についてまとめていきたいと思います☆

厳つさ満点!トラの生態と特徴について

トラは、食肉目ネコ科ヒョウ属に分類される食肉類です。

生息地は、中央アジア・イラン・インド・中国・インドシナ・スマトラ・ジャワと幅広く分布しています。

生活環境は、寒帯から熱帯にまで及んでいて、森林や背の高い草が茂った藪などで生活しています。

平均体長は約140㎝~280㎝程の大きさです。

 

ただし生息地によって体長は大きく異なってきます。

体の特徴としましては、体つきはがっしりした感じで胴が長く足はやや短めで、四肢の爪は頑丈で大きく強力で力も強いので、この爪に捕らえられると逃げる事は出来ません。

 

耳は小さめで丸みを帯びていて裏側は黒く、耳の裏側には白い斑点があります。

何より大きな特徴は毛色で、黄褐色や赤みがかかった黄色の地に黒い縞があります。

 

食性は肉食性で、イノシシ・シカ類・サル・鳥類・ワニなどの爬虫類・カエルなどの両生類・魚類・昆虫類などあらゆるものを食べています。

さらには、トラは力が強いので、ゾウやサイの子供やガウルなどの牛やヒグマなどを狙う事もあります。

 

トラはネコ科なので水は苦手というイメージがありますが、泳ぎが非常に得意で水が大好きなんですよ!

夏場などには、水の中に浸かって体温を下げたり、トラにとって水場は大切な場所なんです。

 

普段は単独行動をしていて群れは作りませんが、子供が生まれた時は母親は子供と一緒に生活します。

子供がある程度育ってくると、狩りを教えたり、時々姿を眩ませて子供に自立の練習をさせたり、トラの母親は教育熱心なんです。

寿命は野生では15年程、飼育下では20年~25年とされています。

トラに天敵はいるのか?~天敵との関係性~

トラの天敵は大型のワニやクマや豹などが挙げられます。

しかし、これらの天敵は必ずしも負けるとは言い切れず、勝つ場合もあります。

他にもヘビなどがいますが、大人はヘビを追い払う事が出来ますが、狙われやすいのは子供です。

親が見ていない間に子供が狙われて命を落とすなんて事もしばしばあります。

 

そして次に挙げられるのは意外にもサルです。

サルはシカと共存していて、危険が迫ると大声で泣き喚くので、トラにとっては狩りが出来なくなるので天敵となります。

 

良い所まで迫っていても、サルに気付かれたら狩りの成功率は一気に下がってしまうのです。

最後に挙げるとすれば、他の縄張りにいるトラです。

 

若い雄トラは親元から独り立ちすると、自分の縄張りになる場所を探しに行きます。

そんな若い雄トラに遭遇すると、そこから雄同士の縄張り争いが始まり、最悪大怪我を負って死んでしまう事もあるんです。

自然界は弱肉強食の世界なので、勝ち上がっていけるものだけが生き残れる厳しい世界なんですね。

トラについてのまとめ

今回はトラについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?

大人のトラは厳ついですが、子供のトラはペットで飼いたいくらい可愛いですよね。

もしトラについてもっと知りたい方は、ドキュメンタリーなどを見ると詳しい生態がよく分かりますよ!

ライターMISAKI