皆さんはクロオオアリというアリを知っていますか?

街中などでも普通に見かけるので、見た事がある方は多いかと思います。

 

名前の通り『黒い大きなアリ』という事で、クロオオアリと名付けられました。

このアリは日本最大のアリと言われていて、本当に大きいです!

 

そんなクロオオアリの生態とはどういったものなのでしょうか?

今回はクロオオアリの生態や特徴をまとめて行きたいと思います☆

クロオオアリってどんなアリなの?~生態と特徴について~

クロオオアリは、ハチ目・アリ科・ヤマアリ亜科・オオアリ属に分類されるアリの一種です。

同属であるムネアカオオアリと並んで日本列島に分布するアリの中では最大となる大型のアリで、南西諸島以外の住宅街などでも普通に見られます。

 

現在日本には273種のアリが生息していると言われていて、その中でクロオオアリは数が多いとされています。

生息地は、ほぼ日本全国に分布していて、主に北海道・本州・四国・九州・対馬・屋久島辺りに多く生息していて、日本以外では朝鮮半島・中国・アメリカ合衆国などにも生息しています。

 

平均体長としましては、働きアリは7mm~12mm、女王アリは17mm程の大きさです。

体の特徴としましては、全身が光沢感のない黒褐色で、腹部の節は黒光していて、腹部には褐色を帯びて光沢のある短い毛が密生しているのが特徴です。

 

食性は雑食性で、虫などの死骸・穀物・花の蜜などを食べて生活しています。

寿命は、働きアリは1年~2年、女王アリは約10年程生きるとされています。

クロオオアリの社会生活~コロニーについて~

まず、羽を持つ個体は結婚前の女王アリと雄アリだけで、5月頃になると巣から出た新女王と雄アリが空中で結婚し、雄アリはここで命を落とします。

新女王となった雌アリはコロニーを作り始めます。

 

そのコロニーの中でアリの仲間達は大きな巣を築きあげていき社会生活を行っていきます。

深さ約1m~2m程の巣の中には、1000匹以上の働きアリたちが生活しています。

 

巣の中ではそれぞれの部屋は設けられており、『獲物を始末する部屋』『クロシジミの幼虫を養っている部屋』『繭の世話をする部屋』『女王アリの世話をする部屋』と、細かく分けられているのです。

 

このコロニーは、女王アリは生き続けてる間は存在しますが、女王アリが命を落とすと徐々にコロニーは崩壊していきます。

人間社会でも、ボスが居なくなった会社はちゃんと機能しなくなり倒産してしまいますよね。

アリが生活するコロニーの中も、女王アリというボスがいるから成り立っているのです。

クロオオアリの発生理由と予防方法

発生時期は5月~10月で、糖類や動物性たんぱく質のどちらも好む雑食なので、食べかすに引き寄せられて野外から施設内に侵入してきます。

特に、飲食店や食品工場やスーパなどに侵入されると、食品の異物混入につながる場合もあるので注意が必要です。

 

家の中に入られても、大量に発生されると不快ですし、食べ物を破棄しなければいけなくなる場合もあるので迷惑ですよね。

そんなクロオオアリの予防方法としましては、一番効果的なのは、アリ専用薬剤を使って駆除するのが効果的です☆

 

アリの侵入経路が分かれば、あとはこの薬剤を侵入経路に散粉しておけば駆除する事が出来ます。

他には、ドアや窓の隙間からの侵入を防ぐために、ゴムやパッキンを取り付けて隙間を埋めるのも良いでしょう!

何より、餌となる食べかすを放置しないようにしましょう。

クロオオアリについてのまとめ

今回はクロオオアリについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?

アリは一度発生すると大量発生してしまうので、侵入させないように気を付けましょう♪

ライターMISAKI