度々メディアなどに取り上げられて、愛らしい姿を見せてくれるチンパンジー。

チンパンジーは愛らしさだけでは無く、賢い事でも有名ですね!

 

人間で言えば幼稚園児くらいの知能があるとされています。

彼らは愛と平和のサルと言われていますが、彼らにも天敵が存在するんです。

今回はそんなチンパンジーの生態や特徴、そして天敵について紹介していきたいと思います☆

チンパンジーの生態と特徴

チンパンジーは霊長目ヒト科チンパンジー属に分類される類人類です。

生息地は亜種ごとに分けられていて、西アフリカの『西チンパンジー』・中央アフリカの『中央チンパンジー』・東アフリカの『東チンパンジー』・ナイジェリアとカメルーンの一部に生息する『ナイジェリアチンパンジー』の4亜種が存在します。

生活環境は、アフリカ中部の熱帯雨林から乾燥したサバンナ周辺の疎開林で生活しています。

体長は雄が約77㎝~92㎝、雌が70㎝~85㎝程になります。

 

チンパンジーが二本足で立った時は、130㎝~140㎝くらいになります。

人間と比べると、人間よりも筋肉の筋繊維の密度が高く人間の約5倍と言われているそうです。

 

体長は小柄ですが、脂肪よりも筋肉量が多いとされています。

体の特徴としましては、毛色は全身黒色で顔には毛が生えていなく、顎の周りには白い毛が見られ成長するにつれ、目の上が張り出してきて耳は他の類人類に比べると大きいです。

 

食性は雑食性で、植物・昆虫・小型の哺乳類などを食べていますが、90%は果実類を食べて生活しています。

活動時間は日中で、夜間は樹上に作った小枝の巣で休みます。

 

寿命は、新生児の平均寿命は15年、成熟した後は15年とされています。

飼育下では、40年~50年、中には60年程生きるものもいます。

チンパンジーの知能とは?パントフートとは?

チンパンジーは人に近い遺伝子を持っていて、知能が高い事で有名です。

遺伝子構成は98%で、人間とチンパンジーは同じ哺乳類生物を持つ生物とされています。

人間でいうと、3歳児程の知能を持つとされていて、訓練すれば様々な芸を行う事が出来ます。

さらに人間らしい行動と言えば、様々な道具を利用して生活に用いたり、緊張を和らげる為に挨拶行動などの社会的な行動を見せる事があります。

 

性行動なども、人間と類似した面を見せます。

チンパンジーのコミュニケーションの中に『パントフート』と言われている高い声を出します。

 

この声を出す時は、雄同士の地位や仲間の確認の為のものだと言われています。

雌同士でもこの声を出す事がありますが、雌に限っては、他の群れへの威嚇や仲間への報告などの時に使われます。

 

群れの中でも地位の低いものがこの声を出す時は、目上のものへの挨拶の時に使われます。

チンパンジーの声の種類は30以上あるとされています。

チンパンジーの天敵

天敵は、ヒョウ・猛禽類・ヘビなどが天敵として挙げられています。

外敵を見つけた時は、『ラーコール』と言われる鳴き声を発して、仲間に危険を知らせます。

 

外敵を見つけたら、大抵の場合は大騒ぎしながら一斉に逃げ出しますが、時には外敵の後を追い観察するような行動を起こすこともあります。

チンパンジーは知能が高いゆえに、外敵をしっかり観察して、どの場所なら安全に暮らせるのかを考えるのです。

逆に、チンパンジーを天敵としている生き物もおり、人間より高い戦闘能力を持っている事から、逃げるばかりでは無く、襲い掛かる事もあるようです。

チンパンジーについてのまとめ

今回はチンパンジーについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?

チンパンジーは人間と似ている事が多いので、調べていると面白い発見が沢山ありますね☆

ライターMISAKI