サイはゾウに次ぐ大型の動物と言われています。

祖先は約2300万年前に存在していた『パラケラテリウム』と考えられています。

 

現在地球上には代表的な『クロサイ』『シロサイ』と、その他にも『インドサイ』『スマトラサイ』『ジャワサイ』の5種類が存在しています。

この5種は全て絶滅危惧種に指定されていて、研究と繁殖以外の目的で捕獲する事は禁じられています。

今回はそんなサイの生態や特徴、そしてサイが見られる動物園5種を紹介していきたいと思います。

サイの祖先パラケラテリウムとは?

およそ3600万~2400万年前にユーラシアの広い範囲に生息していたとされています。

サイの仲間ですが、体長9m・体重20㌧とかなりの巨体であったと言われています。

絶滅した原因は、気候や環境の大きな変化が原因とされています。

サイの生態と特徴

サイは奇蹄目サイ科の属する動物の総称です。

生息地は種類によって異なり、アフリカ大陸・インド・ネパール・東南アジアなどに生息しています。

生息環境は、森林や草原や藪地や湿地帯などに生息しており、山地の森林などにも見られます。

基本的に単独行動で、活動時間帯は夜間・早朝・昼間・夕方とバラバラです。

 

体長は約2.4m~4m・体重が700㎏~3500㎏ですが、種によって異なります。

体の特長としましては、体毛が無く、短い尾の先にわずかな毛が房状に生えていますが、体の皮膚にはひだがあり、頑丈で鎖を着ているように見えるものもいます。

 

体の色は、灰色や褐色などをしていますが、サイは泥遊びを好んで地面を転げまわるので、体色が土壌の色を帯びています。

サイの最も特徴的なものと言えば頭部に付いている1本もしくは2本の太い角ですが、この角は短くても25㎝、長いもので1.5m程の長さがあります。

 

この角は爪と同じように角質した皮膚で出来ており、一生の間伸び続けるようになっています。

食性は草食性で、草類・木の葉・果実などを食べていて、雄は自分の縄張りに尿や糞を残して他のものが近づいてこないように臭いを付けておく習性があります。

味覚は優れていて、耳も大きく自由に動かすことが出来て聴覚も優れている。

 

唯一の欠点が視力が弱い事で、5~6m離れたものでも気付かないことがしばしばあります。

繁殖期は特に決まっておらず、妊娠期間は15ヵ月~16ヵ月程で、一度に一子出産します。

寿命は、野生で25年~40年、飼育下では35年~50年です。

サイが見られる動物園5選

【天王寺動物園】

大阪府大阪市にあるこの動物園では、クロサイのトミー君とサミアちゃんとライ君がいます。

天王寺動物園クロサイのブログなどもあるので、興味がある方はチェックしてみて下さい☆

【上野動物園】

東京都台東区にあるこの動物園では、ヒガシクロサイのマロ君とアルゴちゃんが見られます。

閉園時間に近づくにつれ室内に移されちゃうので、見たい方は早めの時間に来園しましょう♪

【姫路セントラルパーク】

兵庫県姫路市のセントラルパークでは、ミナミシロサイがいますよ。

ドライブスルーサファリで他のどの動物園よりも身近で楽しむ事が出来ます。

【日立市かみね動物園】

茨城県日立市にある動物園では、クロサイのメトロ君とマキちゃん夫妻、そしてその子供のサニー君を見る事が出来ますよ。

家族で仲良く過ごすクロサイファミリーに会いに行きましょう!

【九州自然動植物園・アフリカンサファリ】

大分県宇佐市にあるサファリパークでは、生息環境を再現し動物本来の姿を見る事が出来ます。

ここではシロサイの生態を見る事が出来、特にここにいるサイはのびのびしていて、見ているだけで楽しめます。

サイについてのまとめ

今回はサイについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?

サイは個体数が年々減少してきているので、見られるうちに見てみて下さいね。

ライターMISAKI