普段あまり見かけることはないですが、夕方近くになるとどこからともなく現れる「コウモリ」。
うっかり窓を開けっぱなしにしていた時などは、部屋に飛び込んでくることもありますよね。
時折、屋根裏など人家に住み着いてしまうことも…。
そんな時は、どうやって駆除をしたら良いのでしょうか?
コウモリ駆除の方法なんて、あまり知らないですよね。
そこで今回は、コウモリ駆除の方法についてまとめて行こうと思います!
コウモリによる被害とは
コウモリというと、「血を吸われるのではないか」と不安に思う人もいるようですが、実際にはそんなことはありません。
血を吸うのは「チスイコウモリ」という種類のみで、しかも大抵は家畜などの動物の血を吸います。
日本に生息しているのは昆虫を餌とする種類ばかりなので、血を吸われる心配はありません。
「それじゃあ家に住み着いても問題ないのでは?」と思われるかもしれませんが、問題は大アリです!
最も大きな被害は「糞害」。
においもありますし、何より不衛生…。
何か菌が紛れている可能性もありますし、ゴキブリなどの害虫を引き寄せてしまうことにもなりかねません。
しかもメスのコウモリの場合、単体ではなく集団で住み着くことがあるのです。
場合によっては100匹を超える大群が屋根裏などに住み着いてしまうこともあり、そうなるとそこら中がコウモリの糞だらけになってしまいます。
さらに羽音や鳴き声などもありますから、夜におちおち寝ていられない、なんてことも。
やはりそうなる前に、駆除をしておかなければなりません。
コウモリの駆除に磁石は有効?
さて、コウモリを早急に駆除したい!と思っても、罠を仕掛けたり危害を加えたりしてはいけません。
鳥獣保護法の対象となっていますから、勝手に殺処分などをしてはいけないんですね。
というわけで、できるだけ平和的に家から出て行ってもらう、という方法をとる必要があります。
そこで一つ試してみたいのが、「磁石」を使う方法。
コウモリは超音波を発し、その反響によって障害物を察知して動きます。
近くに強力な磁石があると、超音波が狂うのを嫌がって近寄らなくなるそうで…。
近頃は100均でも「超強力磁石」なんてものが売られているので、手軽に試してみることができそうですね。
この方法、100%効果があるわけではないようで、効果があったという人となかったという人は半々という印象です。
もちろん磁石を嫌うのにも個体差はあるでしょうし、磁石の強さなどにも関係するのかもしれません。
また、雨戸の裏など対策すべき場所が狭い所ならいいのですが、屋根裏のような広い場所ではかなりの数の磁石を設置しなければ、効果は期待できないようです。
しかしやはりお手軽さや平和的な面から言えば、一度はチャレンジしてみる価値ありだと思います。
磁石だけではなくて、他の対策方法と並行して行うのもおすすめです。
その他の対策方法としては、
- 市販の忌避剤を使う
- 蚊取り線香やバルサンなどの殺虫剤を使う
- 超音波危機を使う
という方法が挙げられますが、どれも100%の効果が期待できるというわけではないようです。
いくつかの方法を組み合わせることで、より確実にコウモリの駆除ができるのではないでしょうか。
コウモリの駆除についてのまとめ
人家に住み着く「アブラコウモリ」という種類は、体調が5㎝ほどしかないので、ちょっとした隙間からでも入ってきてしまいます。
ネズミくらいのサイズですから、油断したらまたすぐに入り込んでしまいそうですよね…。
コウモリの駆除に成功した後は、二度とそこに住み着かないように、磁石を引き続き設置しておいたほうが良いかもしれません。
(ライター もんぷち)