ナマケモノと言えば、その名の通り怠けているように見える不思議な動物です。

英語名でも「Sloth(怠け者)」と言う意味の名前が付けられています。

 

樹上でスローライフを送る姿を見ていると何だか羨ましくなってきますね!

ほとんどがジッとしているか眠っているかですが、どんな魅力があるのでしょうか?

今回はそんなナマケモノの生態とナマケモノが見られる動物園を紹介していきたいと思います。

ナマケモノはどの様にしてスローライフを維持しているのか?~体の仕組み~

ナマケモノ以外にもスローライフを送っている生き物はいますが、ナマケモノは世界一動きの遅い動物と言われています。

最速で動いてもたったの時速1.6キロしか出ないんだとか。

ナマケモノは進を積み重ねて今の様にスローライフを送るようになったと言われています。

ゆっくりとした動きは天敵から身を隠すのに良いとされています。

さらには、ナマケモノの体には藻が生えており、この藻のお陰で植物と一体化して擬態のような形をとる事が出来ます。

 

ナマケモノを捕食する大型のネコ科動物やオウギワシは年々減少傾向にありますが、ナマケモノは天敵の目から逃れるためにゆっくり動くので上手くカモフラージュ出来ているそうです。

 

さて、コスタリカにあるナマケモノ保護施設「スロース・サンクチュアリ」の動物学者ベッキー・クリフ氏によると「ナマケモノは日頃からエネルギーの消費を最小限に抑えて生活している」との事です。

ナマケモノは新陳代謝が非常に遅いので体温調節も難しく計画的に動かなければいけません。

 

食べ物を消化するにも時間が掛かり平均で16日間も掛かるんだそうです。

しかし、気温が上がると消化のスピードが少し早くなるので普段よりも多めの食事をとります。

 

食事に関してもう少し補足すると、ナマケモノは満腹状態でも餓死する事があるんです。

先ほど書いたようにただでさえ食事量が少ないのに、その食べた後にエネルギーに変えるのにも時間が掛かり稀に餓死してしまうんだそうです。

ナマケモノの先祖

あまり知られていませんがナマケモノには先祖がいます。

その名は「メガテリウム」と言い、和名では「大懶獣(だいらいじゅう)」と呼ばれています。

 

先祖であるメガテリウムはナマケモノと違って筋肉質で機敏に行動していたそうです。

体長は6mもあり、体重は約4㌧もの巨大獣!

しかし食性は今と変わらず、草食性だったそうです。

ナマケモノが見られる動物園5選!

【王子動物園/兵庫県】

王子動物公園には約130種類の動物がいる大型動物園です。

この動物園ではフタユビナマケモノを見る事が出来ます!

【みさき公園/大阪府】

みさき公園でもフタユビナマケモノを見る事が出来ますよ。

他にもイルカショーやプールや遊園地などもあるので、一日中遊べる場所です。

【シャボテン公園/静岡県】

ここにはフタユビナマケモノのカイ君とセイちゃんがいますよ☆

この二匹の大好物はブドウとふかしたイモだそうです。

タイミングが良ければ食事風景が見られるかも知れませんね♪

【千葉市動物公園/千葉県】

千葉市動物公園にもフタユビナマケモノがいますよ。

去年の5月に赤ちゃんも誕生して家族が増えたようです!

【那須どうぶつ王国/栃木県】

那須どうぶつ王国には新しい仲間である2歳の男の子アサヒ君が加わったそうです☆

オニオオハシと一緒に仲良く生活しているそうですよ。

ナマケモノについてのまとめ

今回はナマケモノについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?

動物園にナマケモノに会いに行って日常の喧騒から離れる日を作っても良いかもしれませんね!

彼らからリラックスした時間を与えてもらいましょう。

ライターMISAKI