日本人にも馴染みんの深い動物、たぬき。昔話やアニメなどでも滑稽に描かれることの多い動物です。

地域によっては今でも頻繁に見かける動物で、わざわざ動物園で見る動物ではないようなところもありますが、そんなたぬきについて詳しくお話します。

たぬきの特徴と生態

私たちが一般的にタヌキと呼んでいるホンドタヌキはネコ目イヌ科タヌキ属に分類される日本産亜種です。

顔の眼の周りの黒い模様から八文字と呼ばれたり地域によってはむじなと呼ぶところもあります。

体調は40~50㎝で、尾長15㎝、体重は3~5kgで、寿命は5~8年です。

指は前肢が5本、後肢が4本。前肢の親指は他の指から離れていて、足首寄りにあるので地面にはつきません。

丸みのある体型は原始的なイヌ科の特徴の名残だと考えられていて、体毛は夏と冬に換毛があり、冬下の本亜種はころころと太って見えます。

 

夜行性で歩行はキツネが足跡をほぼ一直線に残すのに対して穂な種は蛇行した足跡。

これはキツネ肩幅が狭く、たぬきの肩幅が広いことに起因すると言われています。

 

食性は雑食性で、農作物や生ごみなどの人為的なものから銀杏、果実、ネズミ、鳥、カエル、蛇、昆虫、サワガニ、ミミズ等なんでも食べます。

ため糞をする習慣があり、活動領域が重なっている複数の個体が数頭で一緒に糞をする場所を持っています。おおきなものでは直径1mほど、高さ10㎝にもなります。

たぬきが見られる動物園

多摩動物公園

多摩動物公園は東京都日野市に位置する動物園で上野動物園と並んで日本有数の動物園。

広大な敷地で動物たちが自由に動くさまを見せている動物園で園内にはシャトルバスが運行されています。

放し飼いにされているライオンをバスの中から見るというサファリ―パーク式のライオンバスをはじめたのが多摩動物園。現在ライオンバスは建物の耐久性が不十分で建て替えで2019年まで休止されています。

アクセスは京王動物園線・多摩都市モノレール線「多摩動物公園駅」からすぐ。

ズーラシア

よこはま動物園ズーラシアは神奈川県横浜市にある動物園。

動物を世界の気候帯、地域別の8つのゾーンに分けて動物が実際に暮らす地域の環境を再現しているのが特徴。

その地域特有の植物や形態の似た植物も植えられていて、動物の生息地の雰囲気が満載。

 

展示動物は約70種の400点。世界三大珍獣の1つであるオカピを日本国内の動物園で初めて一般展示しました。

アクセスは横浜市営バス、神奈中バス、相鉄バスで15分ほど。よこはま動物園北門バス停まで運行します。

東山動植物園

東山動物園は愛知県名古屋市千種区東山元町の東山公園内にある市営動物園。

59haほどある広大な園内には動物園、植物園、東山スカイタワー、さらに遊園地が併設されています。

名物は数百種類もの世界中のメダカ類を体型的に展示している「世界のメダカ館」です。

京都市動物園

京都市動物園は京都府京都市左京区岡崎にある京都市立の動物園。

周辺には平安神宮、南禅寺、ロームシアター京都、京都市美術館があります。

 

繁殖に力を入れていて、日本初の繁殖成功が沢山あります。最初の繁殖成功例はライオン、虎、ニシローランドゴリラ、シロテナガザル、ヨーロッパパイソンなどで特にローランドゴリラは日本初の繁殖だけでなく3世代飼育に成功しています。

アクセスは京阪鴨東線、神宮丸太町駅から15分、京都市営バスで岡崎公園・動物園前下車で徒歩1分等。

野毛山動物園

野毛山動物園は神奈川県横浜市にある動物園。ちびっこ動物園などが人気で100種類以上1000点以上の動物を飼育しています。

都心部の動物園としての飼育数はかなり充実しています。

 

アクセスは横浜市営バス、野毛山動物園前下車すぐです。

ぜひ日本の固有種でもあるホンドタヌキを見に皆さん出かけてみて下さい。

(ライター ナオ)