煮物に天ぷら、ポタージュスープなど、様々な料理に活躍する「かぼちゃ」。

近年ではほぼ一年中スーパーなどで売られていますが…かぼちゃの旬の季節って、一体いつなのでしょう?

 

「なんとなく夏野菜な感じもあるし、でもハロウィンは秋だし…そういえば、冬至に食べるといいと言われているから、もしかしたら冬?」

このように、いまいちかぼちゃの旬ってわかりづらいですよね。

そこで今回は、かぼちゃが美味しい旬の季節について調べてみました!

かぼちゃの旬の季節っていつ頃?

かぼちゃは春に種をまき、夏に収穫を迎える「夏野菜」です。

夏の初め頃になると、キュウリやトマトなどの苗と一緒に店頭に並んでいたりしますよね。

ということは…旬の季節は夏!と言いたいところなのですが、じつは違います。

かぼちゃの旬の季節は「7月~12月」と、じつに半年近くあるんです!

なぜ、こんなにも旬の時期が長いのでしょうか?

旬の時期が長いからと言って、12月頃まで収穫できるわけではありません。

 

かぼちゃの旬には、「収穫の旬」と「食べごろの旬」の2つがあるのです。

まず、収穫の旬については、上記の通り夏から初秋ごろにかけて。

かぼちゃは丈夫でよく育つので、家庭菜園でも簡単に育てることができるのですが…。

 

自分で収穫したものを食べて、「甘くないし美味しくない!」という経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか?

実際にもともとの味の違いもあるにはあるのですが、多くの人がやってしまう間違いは「収穫後すぐに食べる」ということです。

 

なぜ、収穫直後のかぼちゃは美味しくないのでしょうか。

野菜=採れたて新鮮が美味しい!と思っている人も多いでしょうが、かぼちゃは例外です。

しばらく寝かせておくことで、含まれているデンプンが時間と共に糖分へと変化し、甘く美味しいかぼちゃになるのです。

 

大体3カ月前後寝かせるとより美味しくなると言われているので、「食べごろの旬」については10月~12月頃ということになりますね。

さらに、かぼちゃは様々な国で栽培されて日本にも輸入されていますから、7月~12月以外の季節でも美味しいかぼちゃを食べることが可能なのです。

品種によっても旬の季節は違うので、ほぼ一年中旬といっても過言ではありません。

もっと美味しく!美味しいかぼちゃの見分け方

旬の季節を意識していても、時々とんでもない「ハズレ」を買ってしまうこともあります。

正直、かぼちゃって美味しいものは美味しいけれど、美味しくないものは食べられたもんじゃないですよね…。

当たり外れがかなり大きいと思います。

そこで、ここでは甘くてホクホクの美味しいかぼちゃの選び方をご紹介します!

ヘタがコルク状になっている

収穫して間もないものは、ヘタの部分がまだ瑞々しいままです。

ヘタが乾燥して、ザラザラとしたコルク状になった時が、追熟が進んだ食べごろのサイン。

スーパーで売られているカットされたものでも、ヘタの確認をしてみましょう。

皮の硬さと色

しっかりと完熟するまで育てられたかぼちゃは、皮が硬く身が詰まっています。

そのため、コンコンと叩いてみて、より皮が硬いものを選ぶのが良いでしょう。

また、色は緑色が濃いもののほうが美味しいと言われています。

種とワタの状態

丸ごとの場合は中身を見て確かめることはできませんが、カットした状態で売られているものは、種やワタの状態でも見極めることができます。

種が大きく、ワタが綺麗な状態でしっかりと詰まっているものを選びましょう。

より栄養状態が良く、鮮度が良い(この場合は、カットされてから時間が経っていないということ)証拠です。

かぼちゃの旬についてのまとめ

しっかりと状態を見極める知識さえ持っていれば、ほぼ一年中かぼちゃを美味しく食べることができます。

自分で育てた場合には、すぐに食べずに寝かせておくことが大切。

そしてスーパーなどで購入する時は、上で紹介した見分け方を参考に、美味しいものを選びましょう。

(ライター もんぷち)