苦いけれど美味い、そんな野菜「ゴーヤ」。

元々は沖縄の食材というイメージがありましたが、近年では日本全国の食卓に上る食材となっています。

 

ゴーヤのイメージと言えば「夏」。

キュウリなどと同じように、夏の畑やプランターなどでよく見かけるような気がしますね。

今回は、そんなゴーヤの旬の季節や、苦みが苦手な人のための調理法などを紹介していきたいと思います!

ゴーヤの旬の季節っていつ頃?

ゴーヤの旬の季節は、言うまでもなく「夏」です。

温かい地域では4~5月頃から出回り始め、6月~8月にかけて旬の最盛期を迎えます。

近年ではハウス栽培などで一応一年を通して手に入れることはできますが、まぁ冬の間は滅多に見かけることはありません。

以前、筆者はどうしても冬にゴーヤチャンプルーが食べたくなって、近隣のスーパーを片っ端からハシゴしたことがあります…。

 

しかしどこのスーパーにも置いていなくて、やっと見つけたものは手のひらサイズのものが2つだけ。

しかも激ニガ。

 

知名度が上がってきたとはいえ、まだまだ沖縄以外ではそこまでメジャーな野菜というわけではなく、旬以外の季節に手に入れることは難しいというのを身を持って感じました。

ただし、旬の季節になればゴーヤの食べ放題も可能!

 

なぜなら、ゴーヤはプランターでも簡単に育てることができる上に、一株からたくさん収穫することができるからです。

土を選ばず、害虫にも強く、水さえきちんとやっていれば初心者でも簡単に育てられます。

うまくいけば一株から20~30個以上のゴーヤを収穫することもできるので、逆に消費が追い付かないレベル!

 

近年ではエコに貢献する「緑のカーテン」の一つとしても、注目を集めていますね。

キュウリ、ヘチマ、朝顔などと並んで、緑のカーテンの代表植物となっています。

興味がある人は、ぜひ日除けも兼ねて育ててみてください。

ゴーヤをもっと美味しく食べるには?

ゴーヤ最大の特徴と言えばあの強烈な苦みですが、これは人によって好き嫌いがかなり分かれる味です。

苦ければ苦いほどいい!という人もいれば、適度な苦さが美味しいという人、そして苦くて食べられたもんじゃない、という人まで様々。

そこでここからは、誰しもが美味しくゴーヤを食べられるように、ゴーヤの選び方や調理法などについて紹介していきたいと思います。

ゴーヤの選び方

まず、ゴーヤ自体も苦みが強いものと弱いものとがあります。

それを見分けるポイントはいくつかあり、「イボが鋭く細かいもの」「緑色が濃いもの」「硬いもの」は苦みが強いと言われています。

 

上に挙げたポイントは、全て「まだ熟していない」ゴーヤの状態なのです。

本来、完熟したゴーヤというのは全く苦みがないどころかメロンのように甘みがあるということを知っていましたか?

 

つまり、熟せば熟すほど苦みは無くなるというわけです。

苦いのが苦手だという人は、できるだけ色が淡く、凸凹が少なく、柔らかいものを選びましょう。

下ごしらえのやり方

ゴーヤの苦みは、下ごしらえのやり方によっても大きく変わります。

まず、苦いのが嫌な人は、スプーンなどを使って綺麗にワタを取ってください。

 

そして塩、または砂糖をもみ込んでしばらく置いておき、その後サッとゆでることで苦みを和らげることができます。

苦いのが平気、むしろ苦いほどいい!という人は、ワタはそこまできれいに取らなくてもいいですし、茹でたりする必要もありません。

保存方法

ゴーヤを育てている場合、一気に大量収穫できるので、処理に困ってしまうこともしばしば。

常温保存ではすぐに傷んでしまいますから、冷凍・冷蔵・乾燥などの方法で保存します。

 

冷凍の場合は、薄く切ったものを軽く茹でてから保存。

冷蔵庫で保存するなら、水分をよく拭いてからラップでくるみ、野菜室に立てて入れましょう。

 

また、長期保存が目的ならば、薄切りにしたものを天日干しで乾燥させてから冷凍します。

使う時は水で戻してから使いましょう。

ゴーヤの旬についてのまとめ

ゴーヤにはたくさんの栄養があり、とても健康に良い野菜です。

選び方や調理法によってある程度苦みをコントロールすることは可能ですから、苦いのが嫌いだという人も、ぜひ一度チャレンジしてみてください。

上手く苦みが少ないものを選んで、きちんと下処理して調理すれば、子供さんだって食べることはできますよ。

(ライター もんぷち)