食物繊維たっぷりで、健康にも美容にも良い「ごぼう」!

旬の時期にはさらに栄養がたっぷりになるので、しっかりと食べておきたいですよね。

 

ごぼうと言えば、昔からおせち料理にも使われるので、旬は冬なのでしょうか?

近頃では一年中スーパーで見かけるので、いまいち旬の季節がわかりづらいですよね。

そこで今回は、そんなごぼうの旬の季節などについて、詳しく見ていきたいと思います。

ごぼうの旬の季節っていつ頃?

ごぼうという野菜は日本では一般的に食べられていますが、世界ではほとんど食べられていません。

あくまでも植物の根っこ扱いで、食用とするのは世界中でも日本と台湾くらいなんだそうです。

あんなに美味しくて栄養たっぷりなのに、それを食べないなんて損していますよね。

そんなごぼうですが、旬は大きく分けて年に2回あります。

一般的な旬は11月~2月頃の冬の季節。

 

十分に育ったごぼうは、味が濃い上に栄養価も高く、独特のシャキシャキとした歯ごたえも抜群です。

食感や旨味を十分に生かした、キンピラなどに使うのがおすすめ。

歯ごたえがしっかりしているので、少量でも満腹感が得られるのも嬉しいですね!

 

食物繊維もたっぷりで、ダイエットの強い味方です。

そしてもう一つの旬は4月~5月の春先から初夏にかけてで、この頃に収穫されたものは「夏ごぼう」「新ごぼう」などと呼ばれます。

本来ならば秋~冬に収穫するものを、あえてまだ育ち切っていない状態で収穫したものです。

 

冬のものに比べると旨味や風味は弱いですが、その分とても柔らかく、香りは上品。

シャキシャキの歯ごたえや土っぽい香りが苦手だ、という人には、こちらの新ごぼうのほうが食べやすいでしょう。

サラダなど、サッと軽く火を通しただけで食べる料理にも向いています。

ごぼうを美味しく食べる豆知識!

ごぼうをより美味しく食べるためには、旬を見極めること以外にも、大切なポイントがいくつかあります。

それをしっかりと抑えて、美味しくごぼうを頂きましょう!

美味しいごぼうの選び方

ごぼうには、土がついた状態で売られているものと、きれいに洗われている状態で売られているものがありますが…。

土がついているもののほうが、保存性に優れていて風味も逃げにくいという特徴があります。

 

買ってすぐに使う場合はそこまで気にしなくてもいいですが、使う予定がしばらく先という場合には、土つきのものを選びましょう。

また、ひげ根が少なく直径が1.5~2㎝ほどのものが美味しいと言われています。

太いものの方が「お得!」という感じはしますが、筋張っていたりスカスカだったりすることもあるのです。

皮の処理

ごぼうは、皮や皮に近い部分にたくさんの栄養が含まれています。

ピーラーや包丁できれいにむいてしまうのはもったいないので、たわしや包丁の背でこするようにして、表面だけを薄く削りましょう。

最近ではこするだけで皮がむける手袋などもあるので、そういったものを使うのもおすすめです。

アク抜きについて

ごぼうは時間が経つと変色してしまうため、アク抜きをする必要があります。

水や酢水に5分ほどさらすだけで変色を防ぐことができるのですが…それ以上の長い時間水にさらすと、栄養が溶け出てしまうのでNG。

本来、ごぼうのアクはエグみや苦みがあるようなものではありませんから、色さえ気にならなければアク抜きをせずに使う方が栄養面では良いようです。

保存方法

冷蔵庫に入れるのか?それとも常温で大丈夫なのか?と、多くの人が頭を悩ませたことがあるのではないでしょうか。

ごぼうの適切な保存温度は0度前後。

 

冬場は常温保存でも構いませんが、夏場は冷蔵庫に入れないと、早々に傷んでしまうので注意しましょう。

また、保存する場合にはできるだけ土がついたまま、根を下にして立てて置くのがベストです。

ごぼうの旬についてのまとめ

ごぼうは旬によって、食感、香り、味が全然違います。

それぞれの旬に合った料理を作って、その違いを楽しみたいですね。

 

保存方法や下ごしらえなどにも気を遣うことで、より美味しく、栄養たっぷりに食べることができます。

次にごぼうを買う時には、選び方から保存、調理まで、丁寧にこだわってみてはいかがでしょうか。

(ライター もんぷち)