花というものを代表するような花の形をしたガーベラ。

多くの人たちに愛されている花の1つでもあります。

 

花屋さんにはいつでも多種多様なガーベラがラインナップされています。

今回はそんなガーベラについて詳しくお話します。

ガーベラの特徴

ガーベラはキク科ガーベラ属の総称で多年草です。

温帯な地域、熱帯アジアやアフリカなどに分布していて、野生で約40種類が存在すると言われています。

花の持ちがよく、フラワーアレンジメントなどでも比較的多く用いられます。

ガーベラはヨーロッパで品種改良され、切り花や鉢植え用に栽培されるものが多く、切り花用として流通している品種は2000品種以上と言われています。

日本国内で切り花用に栽培している品種の9割以上がオランダなどの外国から輸入された品種です。

ガーベラの花の季節

ガーベラの花は春と秋に多くが開花しますが、四季咲き性です。

原種のヤメソニーは赤色で花弁が細く、枚数も少ないのが特徴です。現在のガーベラと比べるとどことなく華奢で可憐な雰囲気がします。

ガーベラの育て方

ガーベラの植え付けは春か秋に行います。芽数が増えたものは2~3芽ぐらいずつに株分けして植え付けますが、鉢を大きくして大株に仕立てることもできます。

鉢植えは赤玉小粒と腐葉土を7:3で混合し、これに少量の対比や山砂などを混ぜて育てます。

庭植えの場合は腐葉土や堆肥を混ぜて土壌を十分に改良してから植え付けるようにします。

鉢植えの場合は植え付けの問いに元肥として緩効性の粒状肥料と苦土石灰を用土に混ぜて施す他、定期的に追肥をします。

夏と冬の生育が緩慢な時期を除いて粒状の緩効性化成肥料の置き肥を月に1回、または月3回くらい液体肥料を施します。

庭植えのものは春と秋に株の周りに化成肥料などを蒔いておきましょう。

 

水やりは土が加うぃあたらたっぷりと与えるようにし、水切れさせないようにすることがポイントです。

多湿で常に湿っていると根腐れしやすく、乾燥すると生長が止まってしまいます。

庭植えのバイオ乾燥が激しい場合はたっぷりの水を与えます。

 

植えつける場所は十分日照のある温暖な気候が最適です。

陽当たりが悪い所だと葉は茂りますが、花が咲きにくくなってしまうので、鉢植えの場合も含めて半日以上は日光の当たるところで管理するようにしましょう。

 

太い根が何本も地中深く伸びて育つので、庭植えは耕土が深く堆肥などの有機質の多い肥沃な土壌が適します。

乾燥にも耐えますが、生育、開花には十分な水を必要とします。

風通しと水はけの良いことが大切で、長雨や多湿の時には病気が出やすくなります。

 

株元の芽が土にウマラらないように盛り土した所に浅く植えるようにします。

灰色カビ病やウドンコ病、白絹病、菌核病等が起こりやすく、灰色かび病やウドンコ病の予防のためにも花柄や枯れ葉を取り除き陽当たりと風通しを良くしておきましょう。

 

白絹病や菌核病など土壌病害藻出るので古い土を使う時には注意が必要です。

また、アブラムシやダニなどにも注意が必要。花がらや枯れ葉を取り除いて陽当たりと風通しを良くして発生を防ぐようにしましょう。

ガーベラの種類と咲き方

多くの園芸品種が出回っているガーベラですが、その中でも最も育てやすいのが宿根ガーデンガーベラというものです。

マイナス5℃の寒さにも耐え、寒さや病気、暑さにも比較的強く、連続開花性なので秋まで長い間花を楽しめます。

 

草丈は30~40円血で鉢植えでも育てやすい種類で、ガルビネアシリーズやエバーラスト等が知られています。

また、花粉がでにくい品種としてフルーツケーキと言われる種類や草丈が短く、ミニガーベラとして親しまれているものもあります。

咲き方の種類も様々で、一重咲き、半八重咲き、八重咲き、スパイダー咲き、トマホーク、カール咲きなどもあります。

(ライター ナオ)