シマトネリコという言葉を聞いたことはありますでしょうか。
シマトネリコは和風も洋風にも合わせやすい成長も早く、害虫にも強いと言われる植物です。
害虫に弱い植物が多い中で、害虫に強い植物と聞くとどのような植物なのか気になるものですよね。
ここではシマトネリコとはどのような植物なのか、害虫に強いシマトネリコにもついてしまう害虫とはどのような害虫なのかをご紹介していきます。
シマトネリコってどんな植物?
シマトネリコってどんな植物なのだろう?とシマトネリコが植物だと知っていてもどんな植物なのかわからないという方も多いと思います。
モクセイ科の植物の種シマトネリコは高さ15m近くにもなる暖かいところに生息する樹木のことで沖縄などの暖かい地域が原産となります。
日本以外でも中国や台湾、フィリピンなどにも生息します。
シマトネリコは暖かい場所を好むため寒さには弱いです。
シマトネリコの名前の由来は、沖縄などの島に生息しているトネリコの仲間からきていると言われています。
1年中緑の葉をつけるシマトネリコは目立つ姿からシンボルツリーとして人気があります。
初夏には白い花をつけることもあり、シマトネリコは観葉植物として鉢植えにして育てられたりします。
玄関前の目隠しとして利用されることも多く、他の植物よりも成長が早いシマトネリコは観葉植物を栽培する上で楽しめる植物でもあります。
シマトネリコにも害虫はつく?
害虫に強いと言われているシマトネリコなら害虫の心配はないなんて安心はできません。
害虫に強いシマトネリコでも、害虫の被害が全くないという訳ではないからです。
シマトネリコは春から夏にかけて新しい芽がでます。
そのため、その新しく出たやわらかい芽が食べ散らかされてしまうのです。
そのシマトネリコに被害をもたらす害虫がなんなのか気になるものですよね。
シマトネリコに被害をもたらす害虫をご紹介していきます。
シマトネリコにつく害虫
シマトネリコにつく害虫、それはハマキガという蛾の幼虫であるハマキムシです。
ハマキムシは一度に数百個の卵を産むと言われ、葉と同じ緑色をしているため見つけにくいのです。
ハマキムシがどのようにシマトネリコを食べるのか、それはハマキムシの持つ性質が関係してきます。
ハマキムシは葉っぱを巻きその中に巣を作ります。
食べては糸を出し、葉を巻いていくためシマトネリコの被害は大きいものになります。
他にもシマケンモンという蛾の幼虫もシマトネリコにつく害虫となります。
シマケンモンは体長30mm程で葉を直線的に食べる特徴があります。
他にスズメガの幼虫もシマトネリコの葉を食べる害虫になります。
スズメガの幼虫は春~夏にかけて発生し、大きさは大人の小指ほどと言われています。
このようにシマトネリコにつく害虫は数種類いますが、見分け方や対処を知っておきたいものですよね。
シマトネリコにつく害虫の対処
ハマキムシは葉と同じ色をしているため見つけづらいですが、わかりやすいこともあるのです。
それは小さな黒いふんがたくさん落ちていたり、葉っぱが丸まっていたりすることです。
スズメガの幼虫の場合もふんが目印になります。
スズメガの場合、ハマキムシに比べふんは大きく5mmほどあります。
シマケンモンは直線的に食べることです。
卵やハマキムシ、スズメガの駆除には割りばしなどで捕まえて殺してしまうことです。
ハマキムシに殺虫剤をかける場合は葉の中まで隠れてしまっている可能性があるため、
浸透移行性の殺虫剤を使用しましょう。
シマケンモンの駆除には散布タイプの薬剤使用がいいでしょう。
シマトネリコにつく害虫まとめ
いかがでしたか?
害虫に強いシマトネリコでも、ついてしまう害虫が数種類います。
害虫は繁殖しやすいため見つけた時はすぐに駆除するようにしましょう。
yupi☆