皆さんは蛇の事をなんと呼んでいますか?
一般的には蛇と言いますが、地域によってはハミと呼ぶことがあるようです。
他にもハメなどと呼ぶ事もあるようですね。
そもそも、ハミとはどういう意味があるのでしょうか?
今回は蛇の生態や特徴、そしてハミと呼ばれるワケについて紹介していきたいと思います。
蛇ってどんな生き物なの?~生態と特徴について~
ヘビの生態は、爬虫綱有鱗目ヘビ亜目に分類される爬虫類の総称です。
世界中には3000種類の蛇が生息していて、そのうち国内では36種類生息していると言われています。
蛇の歴史は長く、約9500万年前から地球上に生息していたんだそうです!
化石で有名なのは恐竜の赤ちゃんを襲っている瞬間の化石が発見されています。
生息地は日本全国に広く生息していて、特に北海道・本州・四国・九州に多く生息しています。
蛇は変温動物で、哺乳動物のように体温調節は出来ません。
活動できる体温は外の気温に左右され、温度が低くなる冬季には冬眠し、逆に熱帯地方に生息するものは暑さを避けるために夏眠する場合もあります。
涼しい所と暖かい所を交互に移動しながら体温調節をしています。
蛇の視力はあまりよくないと言われていて、視界も狭く前方60度しか見えていないそうです。
聴覚もほとんどなく、その代わりに皮膚感覚が発達しています。
皮膚に伝わる振動を敏感に感じ取る事が出来て、特に頭部は他の部位よりも感じる事が出来ます。
蛇が舌をチョロチョロと出しているのにも意味があり、この行動をすることで空気中の匂いや味を感じ取っています。
獲物が通った道を舌で捕らえ追跡して捕獲する事もあります。
嗅覚もよく発達していて、獲物の匂いを察知したりします。
食性は動物食で、カエルやネズミなどをよく食べるイメージがあると思いますが、他にも鳥類や小魚やドジョウなども好んで食べています。
獲物を食べる時は噛み砕くのではなく丸飲みして食べます。
自分より大きな獲物であっても、蛇の口は上下に大きく開き左右が別々に動くようになっているので大きな動物でも飲み込む事が出来ます。
蛇は一度狙った獲物を逃がすことはなく、飲み込む前に毒を注入して弱らせてから食べます。
もし逃げられても、毒で弱って倒れるのを理解しているので、後を追って倒れた所を狙って捕獲します。
蛇の交尾している様は異様で、メス一匹に対してオスが何匹も集まって体を絡め合いながら何日間も合体したまま交尾を行います。
1回の交尾でメスの体内に2年~3年は精子が残るんだそうです。
一度の産卵で20個~30個の卵を産み、約30日~50日程で孵化します。
平均寿命は9年とされています。
蛇がはみと呼ばれるワケ~蛇の雑学~
ハミはマムシの古名だそうです。
蛇全体に使われる言葉ではなくて、主にマムシの事をはみと言うんだそうです。
そもそも何故ハミと呼ばれるかというと、ハミには「食む」という意味があり、蛇は動物などの獲物を丸飲みする事からハミと呼ばれるようになったという説があります。
ただし地域によっては、ハミという言葉が理解されない場合もあります。
ちなみに、蛇には様々な呼び名があり、「ハヒムシ(這虫)」や「ヘンミ(脱皮する事から変身するという意味)」や「ハム(食む)」などがあります。
皆さんの地域では蛇の事をどのように呼んでいますか?
蛇についてのまとめ
今回は蛇の生態や呼び方について紹介しましたが如何でしたでしょうか?
地域によって様々な呼び方があるんですね☆
私の地域では一般的に呼ばれる名で言われるので、ハミという呼び方がある事を初めて知りました。
そしてもう一つ驚いたのは蛇の歴史の長さです!
恐竜時代よりももっと前から存在していたとは、何だか信じられないですね。
ライターMISAKI