皆さんはアミメニシキヘビと言うヘビをご存知でしょうか?
このアミメニシキヘビ、実はかなり危険なヘビなんです。
人間を餌の一つとして認識していて、襲い掛かって来る人食いヘビと言われているんですよ!
そんな危険なアミメニシキヘビのヘビの飼育は可能なんでしょうか?
今回はアミメニシキヘビの生態や特徴、そして飼育は可能なのかについて紹介していきたいと思います。
このヘビはマジでやばい!アミメニシキヘビの生態と特徴について
アミメニシキヘビの生態は、ニシキヘビ科ニシキヘビ属に分類されるヘビです。
生息地は、インド・インドネシア・カンボジア・シンガーポール・タイ・ベトナム・フィリピン・マレーシア・ミャンマー・ラオスなどに広く分布しています。
生活環境は、熱帯雨林や草原や湿地や沼地など様々な場所に姿を現しますが、主に水辺を好むらしく河川などの水源に近い場所で良く発見されるようです。
体長は、メスは約6mでオスは4.5mが平均とされていますが、この体長を遥かに上回る個体も何匹か見つかっているそうです。
体の特長としましては、胴回りは細いがその胴体は非常に長く、基本的にメスの方が体格はしっかりしていて大きいものが多いです。
体の色は淡黄色や褐色で、背面には黄褐色で縁どられた黒色の斑紋が並んでいるのが特徴です。
斑紋の模様が網目状に見える事からアミメニシキヘビと言う名前が付いたんだそうです。
このアミメニシキヘビの体の模様は意外にも役に立っていて、森林などでこの模様を生かして擬態をし獲物に近づく事が出来るんです。
眼の色は赤褐色で、体だけでなく目付きも厳ついのでアミメニシキヘビに睨まれたら怯んでしまうかも知れませんね…。
アミメニシキヘビの得意技と言えば、木登りと泳ぎで、危険を感じた時は素早く木に登ったり水の中に逃げ込んで身を守るんだそうです。
ちなみに天敵とされているのは、鷲や鷹などの猛禽類やワニとされています。
繁殖期は冬の終わりごろから春にかけて行われます。
メスは繁殖期に入るとフェロモンを出してオスに求愛行動をするようになります。
オスはそのフェロモンを舌で感じ取り交尾を始めます。
主に夜間に交尾が行われ、30分程で終わるものと数日間にわたって交尾し続けるものといます。
交尾をおえると約60日後に産卵し、一度に25個~80個の卵を産みます。
卵は約90日後には孵化し、約1年で100㎝くらいまで成長します。
アミメニシキヘビの平均寿命は約23年とされています。
アミメニシキヘビを飼育する事は可能なのか?~アミメニシキヘビの雑学~
結論から言いますと、日本でアミメニシキヘビを飼育する場合は飼育許可を取らなければ飼育する事は出来ません。
アミメニシキヘビは「特定危険動物」に指定されているため、その審査もかなり厳しいものになっているようで…まず集合住宅にお住まいの方は100%審査には通らないようです。
たとえ一軒家であっても、都市部にお住いの方は残念ながら飼育許可を頂くのは厳しいかと思います。
危険動物を飼うという事は簡単に家を空ける訳にもいきませんし、住んでいる周りに公共施設がある場合は万が一逃げ出した時のリスクを考えると飼えません。
となると経済面に余裕があり、街から離れた別荘などを持っていない限り飼育は難しいという事です。
それでも大蛇が好きな方も沢山いるかと思いますので、どうしても見たい方は動物園などに行って観察する事をおすすめします。
アミメニシキヘビについてのまとめ
今回はアミメニシキヘビについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?
写真や動画を見てもらえれば分かるかと思いますが、かなりやばい雰囲気を醸し出していますよね。
正直私は、目の前に現れたら固まって動けなくなって食べられてしまうと思います…。
ライターMISAKI