数多くいるタランチュラの中でタランチュラの人気に火をつけたともいわれるサンタレムピンクヘアード。

通称サンタレムとは一体どんなタランチュラかご存知でしょうか。

今でも多くの人たちがペットとして可愛がっているサンタレムピンクヘアードについて詳しくご紹介します。

サンタレムピンクヘアードの特徴と生態

タランチュラとはヨーロッパの伝説に登場する毒グモです。

体長は8㎝、オスのレッグスパンは3~4年で、20㎝程になる巨大なクモです。

 

ブラジルのアマゾン流域、サンタレム地方の熱帯雨林に生息し、脚の色が明るく白黒はっきりした体色が美しい種。

野生下では地面に縦穴を掘って生活しています。

 

主に夜に付近を通る小動物、節足動物をエサにしています。

敵に襲われそうになると毛を飛ばしたり、威嚇したりします。

サンタレムピンクヘアードの飼育方法

飼育は湿った環境で行います。最適温度は26~29度で、床材にはピートモスなどを用い、8~10㎝の深さに設定します。

成長速度がとても速く、あっというまに大きくなっていきます。

基本的に餌は生餌ですが、死んでいても食べる個体もいます。

ミルワームやデュビア、レッドローチの肉片などで、成長したらコオロギやゴキブリ、ピンクマウス、ファジーマウスなども与えることができます。

 

脱皮は死亡する確率も高く、脱皮中には刺激を与えないように気をつけます。

脱皮前には古い薄皮の下に新しい黒い外からが出来、腹部が黒ずみます。

積極的ですが神経質な性格で、坑道は素早く、飼育容器を開ける時には刺激毛の攻撃や舞い上がり、逃走に注意が必要です。

ペットにおすすめのタランチュラ

サンタレムピンクヘアードの他にもペットとして飼うのに最適なタランチュラをご紹介します。

ブラジリアンブラック

ブラジリアンブラックはタランチュラの中でもとても人気の高い種類です。

ブラジルやパラグアイに生息しているタランチュラで全身が真っ黒でとてもきれいな見た目。

 

全身が漆黒のふわふわの毛におおわれているので、どことなく可愛らしい印象のタランチュラです。

流通量に限りがあるので、見つけた時に手に入れておくのがおすすめ。

メキシカンレッグ

メキシカンレッグのメスは6㎝くらいにしか成長しない小型のタランチュラ。

メキシカンレッグはブラジリアンブラックと同じで多湿な環境を好みます。

 

足と背中の一部がオレンジ色でとてもきれいなので人気です。

毒性も弱く、飼育しやすいタランチュラで初心者の方にもおすすめです。

メキシカンレッドニー

メキシカンレッドニーはワシントンン条約で保護されています。

黒とオレンジの縞模様がとてもきれいな人気の品種です。

 

動きも遅く、性格も大人しいので初めてタランチュラを飼育する人にはおす酢目の種類です。

捌く地帯に生息しているタランチュラで乾燥に強く水切れにも強い丈夫な品種です。

体長は最大で20㎝くらいまで成長します。

ローズヘアー

散りアンコモンと呼ばれるタランチュラデス。

乾燥した地域に生息しているタランチュラで、乾燥に強く水切れに強い品種です。

 

性格が温厚で、野生種でも飼育しやすいタランチュラです。

値段も比較的安いのでペットとしても人気があり、入門主として人気です。

メスに比べてオスの方が寿命が短いので購入する際は注意が必要です。

タランチュラの毒性

タランチュラは毒グモとして有名になってしまいましたが、実際の毒はそれほど強いものではありません。

大きくて太い牙に毒蛾含まれていますが、種類によっては腹部に刺激毛と呼ばれる怪我ついていて、危険を感じるとその毛を脚で飛ばします。

 

牙には毒はあまりありませんが、牙自体が太いので噛まれるとかなりの痛みを生じます。

刺激毛が目に入ったりすると危険です。

タランチュラに噛まれて毒で死んだ例はありませんのでご安心を。

(ライター ナオ)